この15年間で、「一杯の水すら、貰った事が無かった・・・。」


こんな事言われてしまったら、今までの事が、気持ちが、粉々に砕け散ってしまう。


そんな事ありえない、事実無根だ!と叫んでみても。

相手にとっての総体印象は、そうなんだろうから。


こちらとしては、自分の全てを相手の為に最優先してきたつもりでいた。

時には苦渋の選択もある。

最終的には最優先するにしても、その時の状態によっては我慢して待ってもらう場面だってある。

それを、あの時は「ああだ、こうだ」言われてしまうと、こちらだって声を荒げてしまう。


人間、ある程度年齢を重ねると、守るものが多くはなる。

ただ、守ってあげる時期的なものもある。もう守らなくても大丈夫、と荷を下ろせる時期も来る。

生涯守るというのは、普通ひとりなんだろうけど。


壊れた気持ちは、修復の目処もたたず。

こんな時に限って、仕事に余裕が出来たりもする。

いや、余裕が出来たのではなくて、やる気が起きずに投げやりになってるのかもしれない。


帰りたくなくて、二夜続けて深夜映画を見に行った。


「TIME」
風に吹かれて


時(命)は持ち金に比例する。という設定か?

ベタなストーリーではあったが、今の私には、結構堪えた。

15年・それ以前の10年。時を無駄にしてきてしまったのだろうか。


「ヒューゴの不思議な発明」
風に吹かれて


この少年が言ったひと言が、頭にガツンときた。

「目的があるから苦にならない」


目的は失いたくない。

気力というものは、愛が源であることは、間違いないと思う。

問題は、どの種類の愛なのかということだろう。

妻への愛
子供への愛
親への愛
先祖への愛
恋人への愛
隣人への愛
社会への愛
生き物への愛
地球への愛。

そして、自己への愛

55過ぎると、以前のような自己顕示欲は衰えてくる。
自分が一番大切さ。なんて思うことが虚しくもなる。

だから、愛せない男には覇気が無くなるのだ。



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