はあちゅうさんの「私はライターじゃない」発言から始まった肩書き論争。
togetter↓
はあちゅうさんのブログ↓
はあちゅうさんが作家を名乗ろうがブロガーを名乗ろうがどうでもいいけど、ライターではないというところだけは同意。
これだけ炎上してるのは、はあちゅうさんのライターを見下した内心が透けて見えるところと、自意識過剰で厚顔無恥な感じが、いけ好かないからじゃないのかな。(少なくとも、私はそう。)
誰かも言ってたけど、ライターって肩書きは、ほんとカーストの底辺なわけですよ。
実際、適正な金額をもらってライターだけで食べていくのって、結構たいへんなんだけど、「パソコンさえあれば誰でもなれる」という点で、エントリーのハードルがものすごく低いから。
文章が書けない人なんていないしね。
ライターを見下してる人は、世の中にごまんといるはず。
それがわかっているから、ライターという肩書きに抵抗があるライターも多いんじゃないかなぁ。…私も含め。
やっている仕事は紛れもなくライターなんだけど、ライターって言葉は漠然としすぎていて、「ライターです」と名乗っても、ちゃんと自分の仕事内容が伝わっている気が、これっぽっちもしない。
私が書いてきたものを羅列してみると、
・インタビュー記事
・企業が営業活動に使うの事例
・コラム
・記事広告
・イベントレポート
・月刊誌
・社内広報誌
・記者発表会
・書籍(共著とゴーストライター)
といったところ。
ライターという言葉から、ここまでイメージできる人って、同業者しかいないんじゃないだろうか。
確かにライターは作家よりもカーストが下だけど、作家を目指しているかと言われたら、全然そんなわけではない。
この点は吉田豪さんの意見と同じで、作家は小説家のイメージだから。
自分の意見かどうかは関係ないと思う。
いくら同じ人にインタビューしたとしても、他の人が書いたのとまったく同じ原稿を仕上げるなんて、不可能だし。
例えば1時間のインタビューを文字起こししたら12,000字くらいになって、それを3,000字の原稿にまとめていく。
そうなると、切り取るのも、付け加えるのも、ライター次第。
話の流れだって、そのままうまいことつなげれば済むだけのことなんて、9割9分ない。
読者が気付かないだけで、ライターの意見は質問やリード文や地の文といった文章の端々に含有されている。
「それだけプライド持ってやってるなら、誰がなんと言おうと肩書きはライターでいいじゃないか」と言われれば確かにそうなんだけど、世の中から明らかになめられている以上、何か別のもので武装したくなるのは、仕方がない。
同じライターでも、ITライターとかTechライターとか、専門性を表す何かを付け足せば、少しはマシになることはわかっているんだけど、私の場合、強いて言うなら“デジタルマーケティングライター”とかになるわけで、長いしカタカナばっかりだし、余計にニッチな業界人にしかわからない謎な人になってしまう。
しかも最近は経営系のメディアに書くことも多いので、IoT・働き方変革・サッカー・キャリア・投資など、デジタルマーケティングじゃない話もたくさんある。
正直に言って、インタビューをしても書けない話は滅多にないというか、今のところ出会ったことがない。
私はバリバリの文系だけど、JAXAで陸域観測技術衛星「だいち2号」の話も聞いたし、JAMESTECのメタンハイドレートの話も書いた。
こうした専門外の話であっても、業界人向けのマニアックな専門誌でなければ、大丈夫。私が理解できるように書けば、読者にも理解してもらえるってことでしょう?
だから専門分野は絞りたくないし、ITジャーナリストを名乗って、知らない世界をのぞくチャンスを失いたくない。
そうなると「やっぱりライターを名乗るしかないか」という結論に落ち着いてしまい、たまに来る講演依頼のときに慌ててまた悩み始めるという…。
何かいい肩書き、ありませんかね?
Madoka