夏、母ロスを経験して

20Aug
- あれから一年
  明日はお祭り去年　お母さんはボランティアグループでワークショップやお店を出すのの手伝いをしてた意外と寒いからジャンパー持ってきてくれない？ってメールが来て、お祭りのそばまで届けにいったあの頃、まだ元気でしたまさか来年のお祭りには亡くなって出れなくなるなんて当時は考えられませんでした昨日は残業したので帰宅したのが22時過ぎでした私が残業して帰るとお母さんは大変だったね、可哀想～～(ToT)とたくさん共感してくれましたお父さんは、私がこう感じた、こう思うと言うと、それは違うと言うことが多いです　理解できない、なんで？なんで？と聞かれ説明しても、俺はそうは思わない、と言って会話終了。悲しい、辛い、も否定されることはよくありました。お母さんは私に共感してくれました。私がなにも言わなくても慰めてくれました。私には帰る場所がなくなってしまったんだなあと思います。感覚的に。とてもさびしい。帰宅してもお母さんは骨になっちゃって、声も聞けないでもお墓をたてれば骨も離れちゃうからいまはまだ幸せなのかも
17Aug
- お母さん
  私は東北に住む２２歳の女です。今年の夏にお母さんとお別れをしました。お母さんは肺の病気で、臓器移植に向かって日々酸素の機械を使って一生懸命生きてました。私は、去年の夏ごろから１１月にかけて就職活動を必死に行い、２月からアルバイト、４月から新社会人として生活していました。自分のこといに必死で、結局お母さんになにもしてあげられませんでした。それが私の人生で今、一番後悔していることです。私は1500グラムの未熟児として生まれました。お母さんはお腹を開いて、私を生んでくれました。当時、お母さん自身の体調も悪かったのに、頑張ってくれました。小学校、中学校時代の私はよく癇癪を起こしてお母さんに大きな迷惑をかけました。何度も何度も衝突しました。高校生になってからはそのことを反省して、勉強も頑張りましたし、迷惑をかけないよう頑張ったつもりなので、大学受験もほとんど親に心配されることもありませんでした。大学生の私は友達ができませんでした。そのことを相談して、喧嘩に発展したこともありました。就職活動の際、お母さんは他の誰よりも私の味方をしてくれました。面接で失敗して帰宅した際には「だめで元々じゃないの」と励ましてくれましたし、私が自分のブラウスを手洗いしていたら、リビングからリビングのドアをそっとあけた母が「お母さんになにかできることがあったら言ってね」と、優しい声で話しかけてくれました。今働いている職場の内定通知が来た時、お母さんからメールも電話も来て、「開けていい？！」とせかされました。私は自分の目で最初に確認したかったので「私が学校から帰るまで待ってて！」と言ったら「でも、明かりにすかしてみると内定したのでって書いてあるよ！！」と興奮気味に母は言いました。誰よりも、その通知を喜んだのはお母さんでした。帰宅したら、すごい久々にお母さんに抱きしめられました。強く、強く。長々と振り返りましたが、なにをいいたいかというと、私はお母さんに迷惑をかけてばかりで、お母さんはなんやかんやでいつも私の味方をしてくれたということです。誰よりも、私のことを考えてくれました。お母さんは私が就活をしていた頃にはすでに病気を患っていて、仕事もやめて家にいつもいました。お母さんは、最初は二階には行けないだけでした。でもあるときから、酸素の機械がないと生活できなくなって、少ししたら、お風呂を私とお姉ちゃんに手伝ってもらうようになって、、また少ししたら、トイレも車椅子が必要になって、また少ししたらお風呂も全然入れなくなって、やわらかい患者さんようのごはんも食べれなくなって、寝るときのうなり声が前よりひどくなって、とにかくいつも苦しそうで、一番最後の入院のときには私の声に返事することもほとんどできなくなってしまいました。笑うと苦しいから、笑うこともだんだんできなくなりました。お母さんのお世話を一番頑張ったのは私のお姉ちゃんです。お姉ちゃんは社会人３年目で、有休もとれるので、病院に行く際にはお姉ちゃんが一緒に行きましたし、お母さんの身の回りのことはお姉ちゃんが頑張っていました。私は初めての就職で、仕事や人とのつきあいで疲れてしまい帰宅してもなんの役にも立ちませんでした。嫌なことが会社であればそのことばっかり考えてしまうし、とにかくひどい娘でした。お姉ちゃんはお母さんが亡くなったらどうしようと毎晩泣いていました。私は考えたら泣いてしまいますが、それは今どうしようもできないし、明日も仕事だから支障のないようにはやく寝るよう心掛けていました。今思うと、確かに私には病気を治すことはできませんが、もっと身の回りの世話を頑張れば良かったんですよね。当時は、新卒が鳴れない仕事でくたびれているのに、帰ってもお世話なんていったいいつ休めるのよと思ってました。お母さんにお風呂お願いだとか、頼まれた時しかたいして動いてなかった。最低ですよね。でもばかみたいですけど、まさか死ぬなんて思わなかったんですよね。いや、「死ぬ」ことはありえるけど、それがどういうことなのかわかっていなかったんです。お母さんが入院し、仕事帰りに面会したことがありました。１９時半まで面会可能なので急いで電車を乗り換えて、19痔すぎに病室につきました。その日は会社で上司と面談があった日で、お世辞でも褒められたのでそのことを伝えました。お母さんは「すごい」と一言言ってあと目をとじているのか寝ているのかよくわからない状態でした。人が面会にくると、相手をしようとしてまた酸素を使って苦しいからあまり来ないでと母が姉にメールしたこともあったので、私はそっと帰りました。それが、お母さんと話した最後の会話でした。その二日後に会社へ姉から電話がありました。お母さんが心肺停止したから、病院に行って、と。ロッカーから急いで荷物をとりだし、会社を出ながら心の中で何度も思いました。「ああ、もうお別れなんだ」と。あまりにも早い、私はまだ会社にいるのに、お母さん、もういっちゃうのか　、と。上司の協力もあって、タクシーでなんとか病院に到着しました。私が大泣きしていたからかタクシーの運転手さんは「良かったですね、病院はまっすぐですからすぐつきますよ」と優しくいいました。病院の目の前にとまり、お金を財布からとりだしているとき、また電話がなりました。私は肩と耳でスマホをははさみながらお金を運転手さんに渡しました。電話はお姉ちゃんからで、病院から電話があったんだけど、お母さんさっき亡くなったんだって　だから、めいは焦ると危ないから気を付けてきてねと。ショックでちゃんと覚えていないので多少違うかもしれませんが、そういいました。大泣きして、声をあげながら病院に入りました。病室までこんなに遠いのかと思いました。大きな病院なので、私のような人は何人もいると思います。色んな人が私の様子に驚いてふりかえりました。でも、自分でもびっくりするくらい泣き止めなかったんですよね。病室についたらお母さんが一人でベッドにいました。私は今日までの事をすべて後悔しました。私が悪かったの、ごめんなさい、そんなことを繰り返してお母さんに抱き着いて泣きました。お母さんは、お腹を開いて、苦労して私を生んだのに、今日まで散々迷惑をかけた挙句、最期一緒にいてあげることもできなかった私はとんでもないことをしたとそのとき初めて気づいたんです。お母さんはまだ５５才で、私は今２２でした。

あれから一年

お母さん