この時期に届くとは…

なんというタイミング…。



でも。うーん。。。



最初に言いますが、東日本大震災や能登、阪神淡路、熊本…地震の被災者の方々(自分も含めて)には読まないでほしいです。


やたらと丸々1ページを使った絵が、凄まじくて…残酷なのです…しかも大判だから、強烈。




「命」の尊さは、これを読まなくてもわかります。

特に本が好きで読書を習慣とされているような方なら(このブログを読んで下さる方なら)。

まして、震災や事故などで悲しい想いをされた方々なら喪失の痛みはこれ以上ないほどわかります。



わざわざ読んで、傷口に塩を塗り込むようなことをしないで欲しいです。






ややネタバレになりますが…

偶然居合わせた人が元自衛官、大手企業のエリートとか…しかもそこに見知らぬ老人…とか。。。命の選択…のようなテーマもありますが、盛り込みすぎです…それゆえに、絵面の笑に物語りとしては浅いし、軽い…。そして、わざとらしい。



地域で配られるハザードマップを熟読したり、市町村からのお知らせを真剣に捉えて、避難場所を覚えたり、避難訓練をやってみてもいいし、注意点を洗い出してもいいし…地震のメカニズムと、それに伴う被害を学ぶなら、もっと適した本もあるし。



パニックモノにこのツールを使うのであれば、YouTubeで充分足ります。



南海トラフに連動して富士山噴火、というのは割と良く知られているので、それならば、「防災」としてむしろ、100%、そちらに振った方が良かったかも。。。



備えていても、人は慌てるものです。

予想も裏切られるかもしれない。



もしかしたら、知識や準備はもちろん大事だけれど、「いつかくる」ではなく「必ずくる」という覚悟の方が大事かもしれないと思いました。


必ずおきる…

いつか、ではなくて…

明日か、明後日、1週間先なのか、1月先なのか…


いや、今かもしれない

今日かもしれない…



来るんだぞ、という覚悟で生きていくことが、もしかしたら、最大の防備かもしれません。