先月のある忘年会にて、20人ほどが参加するジャンケン大会で勝ち抜いて
現金5,000円をゲットした。
これだけ見ると非常にラッキー、棚からぼた餅で大喜びなのですが。

その忘年会は、彼氏が主催する彼氏の地元の方々の集まりで、地元を愛する人々が集い地元を盛り上げるために活動している。
彼氏に連れられて、初めて顔を出した数年前
出身地を聞かれたので、正直に出身地を答えると
チッ、東京モンか…
という、昼ドラに出てきそうなセリフをリアルで初めて言われ、驚愕したほど彼らの地元愛は強い。
人見知りが激しく不気味に不器用な私は、何年も顔を出しているその集いに
全く馴染めない。
緊張して固まっているのが気取っているととられてしまい、最近では相変わらず緊張して固まっている様子を
慣れてきたせいでふてぶてしい態度をとっていると思われて、メンバーの男性から
ちょっとは気を使え、と叱咤される事態とまでなってしまった。
ここまでこじらせた人見知りを、私は他に知りません。

さて、上記の理由から冷や汗で両脇をベットリと湿らせ、身動きがとれずにトイレまで我慢しているため更に冷や汗をだっくだくかきつつ参加したジャンケン大会で、勝利してしまった。
皆がジャンケンに負けて席に座っていくなか
右手を挙げつつ1人立ち尽くす私は、さぞ妖怪じみていたことでしょう。

主催者でありスポンサーでもある男性を彼氏に持つこの不気味な女が
たまたま勝ったとはいえ、5,000円を自分の懐に納めるわけにはいかない。
誰も直接言わないけれど、言葉の端々や視線から、皆に還元しなさいねビームが感じられる気がする。
っていうか勝ちが決まった瞬間、ごちそうさまで~すって女性の声が聞こえた。
おぉ、ならばこの5,000円早々に幹事に渡して、早くこのビームから解放されよう。

…でも、幹事って誰?
幹事が誰だか分からず、また人にも聞けずにもたもたしてるうちに一次会の会計が済み、仕方なく二次会で渡そうとのこのこ付いて行った。
そこでも愚鈍な私は5,000円を渡しそびれてしまった。
否、渡そうとした時はすでにあらかた会費は集め終わり、今ごろ渡されても困るんだけど。という幹事の雰囲気を敏感に感じた私は
ららら来年、来年の会費にお回ししますね??ブヒッ と幹事にお伝えした。

いかがですこの鈍臭さ。
これが5,000円を自分のものとするためにやった演技であるならば良い。
頭の回転が速く行動力がありながら、前に出すぎない空気がよめる女性です。目的は必ず遂行する強い意志がありますね。
しかし5,000円をどうにか渡そうとしたあげく、終電を逃し家にも帰れず
5,000円握りしめたまま、始発で仕事に向かう羽目になったあなた。
あなたは頭の回転に行動が追い付かず、空気はよめなくとも人の顔色ばかりを窺って、結局誰も得しない結果を生み出すだけのデクの坊です。

今も5,000円は、家のテレビの横に眠っている。
いっそ家に泥棒が入って、5,000円だけ盗んで行ってはくれないかと願う日々。
およそ一年ぶりのブログ更新です。

年末年始は行く先々で美味しいものを食べ、楽しい会話をし、キレイな景色を見て、好きなだけ眠り、連日好きなテレビ番組ばかり見て過ごしていました。(箱根駅伝とか、ドラマ 仁JIN の再放送とか、二十代女性より五十代男性が好みそうな番組を主に)

素敵なことばかりだったはずなのに、体はなぜか醜く肥え、肌はざらつき、体力は落ち息切れが激しい。
厚塗りしたファンデーションのせいで顔面と首の色が違うため、首もとが長めの服やマフラーを身につけて自信なさげに微笑むさまは
怪談話に出てくる赤いネッカチーフの女のよう。(いつでも赤いネッカチーフを首に巻いている女を不信に思った男が、どうにか頼み込んでネッカチーフを外させたところ
ネッカチーフを外した女の首は落ちて階段を転げ落ち、ついでに秘密を知った男の首も階段を転げ落ちるという、まこと理不尽でおっかない怪談話)
惚れた男にしがみつき、自身と同じ運命を強いる浅ましさまで、私とその女はそっくり。
今年一年、どうか誰の首も落とすことなく過ごせますように。
一年位前、彼氏の野球の応援に行って、スコアを付けていた時。
初めてみる女の子二人が、私の後ろのベンチで応援していて
その二人の会話内容が、イヤでも聞こえてくるわけ。
「キャプテンかっこい~」
「あとで話しかけにいこうよ」
「なんて言ったらいい?ファンですって言えばいいの?」

キャプテン=私の彼氏
知ってて言ってる
いや、知らないで言ってる?
どっちにしろ私の聞き間違いじゃなければ
私にとってあまり快くない事態になってるみたい。
どうしたらいいか逡巡していたら、彼氏(キャプテン)がベンチに戻ってきて、ペットボトルのジュースを飲みはじめた。
あんまり性格がよろしくない私は閃いた。今だ!
「私にも一口ちょうだい!」と言って、手を出しました。もちろん、あっさりとジュースを渡す彼氏。
一口飲んでボトルを返し、彼氏はそれを受け取ってマウンドに戻っていった。
後ろからは、彼女たちのヒソヒソ声(30cm後ろのベンチでヒソヒソもあったもんじゃないが)
「え…なに」
「彼女なの?」
「超ショックなんですけど」

コ、コワイわ。
怖くて後ろを振り向けない。
振り向けないけど気になる。気になるわ。欲望に負けて
じゃっかん首を傾け横目で様子を伺うと
二人は眉間にシワ寄せて私を見つめていた。
…コワイわ。
自分から仕掛けておいてなんだけど、私だったらその場では何食わぬ顔して、あとで二人きりになった時に話すと思うわ。
裏表がないとか、そういう話じゃないと思う。
その後二人から、直接私にその話が持ち出されることはなかったから。
見るからにキツイ感じの二人(失礼)は、話すとさらにキツかった。
ボーイッシュ、サバサバした女の子
などを勘違った毒のあるトークで、人見知りで引っ込み思案()な私はドン引きよ。
強気な人を前にすると、対抗せんとばかりに強気な対応をとってしまうけど
彼氏や、彼氏の地元民の前ではそれもできない。
ふだん人見知りで引っ込み思案()な私が、急に強気な毒女になったら引かれてしまう。

冬はシーズンオフで野球試合がないし、新年会にも二人は来なかったため平和だった。
今年も、開幕以降も私が彼氏と 続いていたらまた顔を会わすのだろうか…