先日、所用があり一年ぶりに東京に出かけた。東京と行っても品川駅から半径1kmだけだが。
しかしその半径1km圏内だけでも私の住む田舎町の規模を凌駕するものがある。
事実、滞在日数は24時間程度ではあったが、まあ飽きない。
どこに行ってもお洒落な店が建ち並び、ショッピングセンターの様なビルが林立している。
そして道行く人達がとにかくオシャレというか、スマートな方が多い。特に女性。
何かしら、服飾やら立ち居振舞いをエレガントに魅せる指南書が東京都民限定で配られているのでは無かろうか?などと下らぬ妄想を掻き立てられる程だ。
年甲斐も無く、滞在中に幾度も一目惚れをしてしまった。(照)
所で、長い旅行から自宅に戻った際に「やっぱり自宅は落ち着くな。」と、安堵する反面、何故か違和感を感じことがある。
モノの配置が変わったいるとかホラアな感情では無く、ただ純粋に「違和感」を感じるのである。
たとえるなら、約2000年前にポンペイで暮らして居た方が、何らかの理由で現代に甦り、博物館でポンペイ展を観覧した際に沸き上がるであろう独特な心境。
いまいち伝わり難い。
この心理現象に名前は付いているのかどうか、非常に気にかかる。
何と言うか、一泊2日の小旅行から自宅に戻った時に、昨日の朝まではこの家に自分が居た、という事実に違和感というか、不思議な気持ちになるのである。
自分でもよく分からなくなってきた。
酒でも飲むか。アサヒスーパードライ
