仕事帰りの満員電車。
もうほとんどスペースがなくて無理じゃない?というところに
1人の中年女性が意を決して乗り込んできて
なんとか私の後ろにかろうじて収まった。
ロンドンではデフォルトの、つり革のない電車だったので、
その女性、最寄りの手すりにつかまろうとしたのだが、
その手すりには別の若い女性が寄りかかっていて、つかむところがなかった模様。
そしたら、私の真後ろでこんな応酬がはじまった。
女性A「すみません、手すりにつかまりたいから、ちょっと動いてもらえないかしら?」
女性B「スペースがないので動けないんですが」
女性A「ほんのちょっとくらいなら動けるでしょ」
女性B「いや、無理ですよ」
女性A「あなたね、こんな混んでいる電車で手すりを独り占めするつもり?」
女性B「Yep(ですね)」
女性A「それは自己中すぎるってもんでしょ。」
女性B「Yep(ですね)」
しーーーん・・・・
当事者でないにも関わらず
居心地が悪すぎて、その場にいるのがつらかった。。。。
どちらも感情的になって声を荒げたりしなかったのだが、
逆にそれがさらに空気を冷たくしていた。
しかしながら、女性Aに自己中呼ばわりされた女性Bの、
ですが何か?みたいな、まるで人を嘲笑するかのような反応、
この人、すごい面の皮厚いな、と驚かされた。
私みたいに超小心者からすると、
ここまで神経が極太で動じないのは
実はちょっとうらやましかったりする。