GC/Wには専用の時計が装着されているのだが
73年モデルのNewFRONTEでは3連メーターはGC/WとGT/W系のみ。
その左側に大型の時計が装備されていた。
この時、時計は作動していたものの、誤差はあるので、
エンジン始動後に時計合わせした方が無難だった。
NewFRONTE GT/Wのタコメーターはボルトオンで交換可能。
91年当時に部品を調べると\17500で新品購入可能だった。
高価の為購入を躊躇っていたら92年には廃盤になっていた。
仕方が無いので、GC/Wの時計にクーペのタコメーターを組込んで
みる事にした。
上の左から、時計のケース、時計のガラス、時計本体。
下の左から、クーペ・タコメーター本体、時計の固定用プレート。
先ず、クーペ用タコメーターの表示盤を時計ケースに
合わせて納まるように丸く削る(角をおとす)、
タコメーターと時計を裏返した写真。
時計の四隅の取付ボルトに合わせて、タコメーター表示板に
ピンバイスで穴を開ける、これでタコメーターを固定できる。
GC/Wのハーネスにはタコメーター用のカプラーがあるので、
繋いでみたら、照明は点くだけで作動しない。
調べてみると、IGコイルの配線が繋がっていない。
(本来タコメーターーの無いGC/Wだから当たり前である。)
今度は時計ケースが金属の為にショートしてしまうので絶縁する。
これでタコメーターの動作は問題いのだが、
時計のガラス面には指針調整のノブが付くために使用できない。
何か流用出来ないか検討した結果、ビデオカセットテープケースを
加工する事にした。透明プラスチックは硬く割れやすく加工しづらい。
とても円形にできないので六角形に切り出した。
耐水ペーパーを600~1200番まで使用し、超微粒子コンパウンドを
使い曇りのない透明になるまで磨き上げた。
GT/W用タコメーターと比較して、
クーペ用タコメーターのハイビーム表示を黒く塗りつぶす。
(またハイビーム表示用の配線が無いため。)
イエロー/レッドゾーン表示が違うので、GT用に合わせて塗り替え。
加工したタコメーターを装着した写真。
尚、後日破壊放棄されたGT/Wからタコメーターを入手したものの、
ガラス面まで割られ雨につかり作動しなかったが、
タコメーターケースと表示盤自体は使用可能だったので、
クーペタコメーターと入替え使用可能となっている。