まどべのおともだち.2 セーラが食堂で みんなにパンを配っているときです。 「あっ、すいません。」 「ひどいわ、セーラがわたしのパンを落としたのよ。はやく拾いなさい。」 ラビニアが、大きな声で言いました。 本当はラビニアがわざと自分で落として、セーラのせいにしたのです。 「大切なパンを落とすなんて。もっと気をつけなさい。」 ミンチン先生もモーリーも怒りました。 「ふん、いい気味だわ。」 ラビニアがドアの向こうでにやりと笑っています。」 「セーラ、台所仕事が出来ないのなら買い物に行っておいで。」 モーリーはセーラを追い出しました。