風磨語りの妄想です( ・∇・)









風磨「二宮くん、コメント欄ちゃんと見てます?たくさん来てますよ。タンクトップはどうなったのかって」


ニノ 「いやね?オレはやる気はあるのよ。でもNG出されてて


風磨「事務所に確認しました。NGなんて出してないって言ってましたよ?

二宮くんだけ着ないっておかしく無いですか?俺も山田くんも中丸も着たんだし」


中丸「くん""さん"つけろな。

でも、確かに着てないの二宮くんだけですよ」


風磨「やらないと!動画に残っちゃってるから」


ニノ 「あのね、事務所NGじゃないのよ。別にオレもやったっていいし。でもメンバーNGっていうか


山「メンバーNGって何ですか?」



今でも『二宮さんのタンクトップ動画まだですか?』といったコメントがたくさん寄せられている。

そりゃあそうだよね。言ってみれば、あれって公約みたいなもんじゃない。

決まったからにはやるべきだ。

山田くんも中丸も、二宮くんには強く言えないから、ここは俺がビシッと言ってやらなくちゃ。

パソコンを操作し、証拠動画を二宮くんに突きつけた。







風磨「ほら、二宮くん自分で言っちゃってるんだから。動画のストックも少なくなってきたし、ここは二宮くんのタンクトップ動画で一本撮りましょうよ!」



俺は事前に用意してきた白いタンクトップをハーフパンツを二宮くんの目の前にスッと差し出した。

さあ、どうだ。

これだけ用意周到に準備されたら、流石に断れまい。


二宮くんのキレイな首筋とかプルプルの二の腕とかタンクトップの隙間から垣間見える磁器のように白いお肌とか舐め回したくなるようなワキとか想像しただけで胸がドキドキする。

おっと、いけない。

あくまでこれは、動画を楽しみにしてくれている皆さまのために頑張っているのであって、決して私利私欲のためではないので悪しからず。

説得力ないけど。



ニノ 「えーオレは別に良いけど」


風磨「ぜひ、やりましょ!」


ニノ 「じゃあ、一度カメラ止めてくれる?」



そう言うと、何の躊躇いもなく二宮くんは着ている服を脱ぎ始めた。

え、まさかの生着替え付き?

こんな贅沢神様ありがとうございます!!


ゴクリと喉が鳴る。

全員、持っていたスマホを置いた。

チラリと横を見れば、みんな期待に頬を染め、だらしなく鼻の下が伸びきっている。

どうやら気持ちは同じらしい。


大きめのチェックのシャツが、はらりと床に落ちた。その下に着ていた黒のTシャツに手をかけて


いいぞ!もうちょっと!!

あぁ、二宮くんのぽにょっとしたお腹が見え、


見え?ない。



風磨「二宮くん、おじシャツはダメっすよ!」


ニノ 「ええー?!」



黒のTシャツの下から、ベージュのおじシャツが現れた。

それの上にタンクトップなんてダメです。

許せないっっ!!



ニノ 「んーでもこれ脱ぐと、怒られちゃうかも」


風磨「大丈夫です!事務所には許可とってあります!!」


ニノ 後悔しても知らないよ?」



二宮くんはベージュといえば聞こえの良い、ラクダ色したシャツに手を掛けた。



おお。

おおおお

期待に膨らむ、胸とあそこ。


だが、二宮くんのナマ肌が目に飛び込んでくることはなかった。



どこから現れたのか、キャップを目深に被り、迷彩柄の服を着たスタッフ?が二宮くんを隠すように俺たちの視線を遮っていた。



風磨「は?お前誰だよ!」



思わぬ邪魔に、苛立ちが隠せない。

部屋の中で迷彩って。逆に目立つだろ!とツッコミたかったのだが、実際その存在に今まで気づいてなかったのでやめておいた。



「ニノは肌見せNGなんだよ」



……ん?

この、色気のこもった低音ボイス。

なで肩で矢印のようなボディラインも、どこかでみたことがあるような?



ニノ 「もぅ、翔ちゃんってば」



!!!

「「「おはようございます!」」」

3人、慌てて頭を下げた。


え、どこから出てきた?

ずっといたの?

スタッフに紛れてたのか?


そっと翔くんの表情をを窺うと、明らかに不機嫌そうだった。



翔「うちのニノに関しては、肌見せは禁止なんで。さっきみたいにエロい目で見るのも禁止。以後くれぐれも気をつけるように」


風磨「いやいやいや、二宮くんどういうこと?!」


ニノ 「ふふ。今日は翔ちゃんだけど、昨日は大野さんがいたんだよ?まぁ、あの人オーラ消してたから気づかなかっただろうけど」


山「ええ!?」


中丸「まじっすか!?」



俺たちが驚いている間に、翔くんは足元に落ちていたシャツを二宮くんに着せ始めた。


愛しむように

一つずつボタンを止めていく翔くん。


(;つд⊂)ゴシゴシ

ふたりの背景に花が咲き乱れているように見えるのは幻覚だろうか?


結果、首元の第1ボタンまできっちり閉められて、最初よりも露出が少なくなってしまった。



中丸「あれ?櫻井くんは?」



二宮くんの支度を整い終えた翔くんは、気づけば姿が見えなくなっていた。

恐るべし迷彩。

恐るべし、櫻井翔。



ニノ 「ね、だから言ったでしょ?

オレが脱ごうとすると必ず誰かが出てきて着せられちゃうのよ」


風磨「メンバーNGって、そういうことだったんですね?」



これは

嵐兄さんたちの総意であるならば、俺たちでは太刀打ちできない。

不本意ではあるが、二宮くんのタンクトップ姿は諦めるしかないようだ。


皆、ごめん。


俺はスマホの向こう側にいる、二宮くんのタンクトップを楽しみにいていたであろうファンの皆さまに、心の中で謝罪した。





それなら仕方な…


いや、諦めきれないっ( ;∀;)


いけっ風磨!!

にのちゃんのタンクトップを勝ち取るんだ(๑و•̀Δ•́)و



miu