えーと。


2回目のワクチン接種したら、2日連続で38℃超の熱が。

それが、なぜか夜に出て朝になったら微熱に下がっているもんだから、仕事を休むこともできず…


結果、めっちゃ体力を消耗した←


…という言い訳でした( ・∇・)笑笑


個人差があるので、ご参考までに。




つづきです










腹がいっぱいになり

ウトウトとしていたらしい。


ドンドンと、激しくドアを叩く音で目が覚めた。眠気の残る頭をブンブンと振る。

ニノ…と呼ぶ声に、ドアを開けると

そこには、ずぶ濡れのまぁくんが立っていた。



「まぁくん…うゎ、濡れてるじゃない」



スーツの袖を取り、部屋の中へと引き入れた。

こんなに濡れるほど雨が降っていたなんて気付かなかった。


早く拭かなきゃ…

せっかく治ったのに、また風邪引いちゃう。


待っててね と、慌ててタオルを取りに行こうとする手を強く握られ…その場に倒れ込んだ。


強い力で押さえつけられ

髪から落ちた水滴が、ポタリ…と オレの頬を濡らした。



「ねぇ…話ってなんだよ」



冷たい瞳に背筋がゾクッとした。

明らかにいつもとは違う様子に、声が震える。



「まぁくん酔ってるでしょ?

その話はまた後でにしよ。ほら、拭かなきゃ。また風邪引いちゃう」


「…ニノ、しよ」



むせるようなアルコールの匂い。


強引なキスは貪るように咥内を荒らし

力任せに脱がされたシャツは…所々裂けていた。露わになった胸の粒をいやらしい音を立てながら舐っている。 


…こんなまぁくん知らない。



「まぁくん、どうしたの?ねぇ!」



無言のままで…

力強い大きな手は、オレの腕を押さえつけていた。

怖くて思わず…泣きそうになる。

でも、まぁくんは理由もなくこんなことしない。絶対。仕事で嫌なことがあったの?


激しく吸われた胸がチリッと痛んだ。



何か…

何か、理由があるんだよね?


深く息を吸い込んで…

静かに吐き出す。



「…うん、いいよ」



右手をそっと まぁくんの背中に回すと、ビクッと 身体を強張らせた。

驚いたように顔を上げる。


…イライラの捌け口だって構わない。

オレを抱くことで、まぁくんが少しでも楽になるのなら いいよ。

本当は、少しだけ…怖かったけど、精一杯の笑顔を向けた。


まぁくんは、唇を噛み締めて…


ポタリ 


頬に落ちた温かい雫は

まぁくんの瞳からこぼれ落ちた涙だった。



「ごめん、オレ…」



そう呟いて、覆い被さっていた身体を起こした。

そのまま背中を向けて離れようとするから、今度はオレがその手を握り、引き留める。


ねぇ、具合悪い時にひとりでいると、寂しくてネガティブになってしまうと言ったよね?

きっと…まぁくんは今、心が弱っているんだと思うんだ。

だから、アナタをひとりにしない。



「…ねぇ、謝らないで?」


「ニノ…」



抱きしめて、夢中でキスを繰り返す。

抱き合っているうちに、二人ともびっしょりで。身体が冷えているのが分かる。



「オレ、部屋に戻るよ」


逃げるように顔を背け、立ち上がったから
その手を握り、風呂場に連れて行った。
多分、まだ…温かいはず。
濡れた服を脱ぐと、湯船に身体を浸した。



「ね、まぁくんも来て」



早く。風邪引いちゃうから と、ピシャリと言い放ち、ひとり分の隙間をつくる。

躊躇いながら…

服を脱いだまぁくんが入ってきた。

空いたスペースに身体を沈めると、大きな背中を向けた。






つづく