つづきです。
軽くBL含みますので、苦手な方はお戻り下さい。
「ねーダメ?」
…あれからずっと、ニノがうるさい。
急須の代わりに自分を洗え、というアレだ。
「…ダメ」
「逆に何でよ。急須だと思えば良くない?」
「だったら急須を洗うわ」
「むー」
「飯食ってるんだから静かにしろよ」
「…とりあえず、お茶淹れるね」
ニノは不服そうに唇を尖らせながらも立ち上がり、ポットに手をかける。
白い急須に湯を注ごうとして…
「おい!危ない!」
「え?」
バシャっ!!
ポットの湯がニノの手にかかった。
それは腰の辺りまで飛び散り、服の色を変えている。その範囲はかなり大きく、辺りには湯気が立ち上がっていた。
「大丈夫か?!」
「…うん」
うんって…
熱湯だぞ?!大丈夫な訳がない。
おれはニノの服に手をかけ、引き抜いた。
上も、下も。全部。
目で見た限り、火傷はしていないようだけど…
「…ご主人さま?」
やっぱり冷やした方が良いよな。
ニノを抱き上げ、バスルームに連れて行く。シャワーの水温を低く設定し、可愛らしい小さな手にかけた。
「あっ////冷たい」
「少し我慢しろ。手と…腰か?熱湯がかかったの」
「うん…そう」
「どの辺?」
「ここ、かな?」
ニノは躰を捩り
丸く、白い…
陶磁器のような尻をおれに向けた。
「///え、こんなところだったか?!」
「うん♪」
シャワーの水を当てると、弾かれた水滴が玉のように散る。
そっと…触れてみると
柔らかく滑らかな双丘は 手と同じで、火傷はしていなさそうだった。
…はぁ。良かった。
ホッと安心したおれは、顔を上げ…
そして固まった。
「ご主人さま…あの、……あのね。
奥が、熱いの……」
シャワーの音が響くバスルームで
濡れた瞳がおれを求めていた。
つづく
miu