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企画主の    涼ちゃん・りみたん*さん

今回も、楽しい企画に参加させていただき、ありがとうございます。


イェーイ♡お祭りっ!  \(^-^)/

…の つもりだったんですが、書きあがったものは、暗い 後味の良くない話になってしまいました。

甘くありません。
楽しくありません。

エロを含むBLです(笑)

ブラックなテイストが苦手でしたら、お戻りくださいね。

消されませんように…





アルバム「untitled」より

夜の影
〜歪んだ男、酷い男、狡い男〜






〜JUN〜
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「アッ…気 持ち、い…もっと…」

揺 れ る 、白 い 腰

薄っすらと額に滲んでいる汗を
そっと 指でなぞった。

繋 が ったまま  ゆっくりと体を起こし 

抱 き 合い
ニノを 下から 突 き 上 げる 。

淡いオレンジの 間接照明に照らされた 躰
それは、輪郭を縁取り、美しい陰影を際立たせていた。

薄く 開 い た 唇
寄せた眉
伏せた まつ毛
なだらかな ライン

小 刻 み に 上 下 に 揺れる 
ニノの 艶 め か し い 肌は

とても…綺麗だった。





ブブ…


震えた スマホ。

その画面をチラリ と 確認した お前は
小さく息を吐き、ベッドに 沈んでいる俺に背を向ける。

散らばっていた服に手を伸ばすと、のろのろと…手繰り寄せた。


「潤くん ゴメン、用事を思い出しちゃた…」

「そうなんだ。
…シャワーくらい浴びてったら?」

「ん…いや、大丈夫。
車だし、帰って自分の家で浴びるよ」


汗に張り付いたニノの前髪を  横に流し
慈しむように  抱 き しめた後

そっと、その手を離した。

歩き出した その足を止め、振り向くお前。

縋るように揺れ動く…
飴色の瞳。


引き止めて欲しい?

行くなって、離さないって

俺の側に居ろよ
そう 言って欲しい?


「じゃあ、気をつけて帰れよ。
…愛してる、ニノ」


ガチャリ、と ドアが閉まった音を聴く。

沸き上がる
胸の奥に渦巻く感情に

俺は…







〜SATOSHI〜
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独り、ニノの部屋で あいつの帰りを待つ。

消え入りそうな 虚無感。

…この時間が
いつも 不安でならなかった。


パタン…

小さく響き
開く扉に安堵する。

そっと 顔を覗かせた ニノは
拒絶される事を分かっていながら
それでも 抵抗を試みる。


「ね…大野さん。
シャワー浴びてきても良いかな」

答えは決まってるだろ?
…無言で 見つめた。

沈黙に耐えられず、ドアを開ける ニノ。


「…」

「あの、電気…消して」

「消さない」


この やり取りも 何度目だろう。
無駄だと分かっていて、同じセリフを口にする。結局は抗えなくて、おれの意のままになるのに。

スルッと  服 が  滑 り 落ちた。

曝 さ れ た 肌 には、あいつの…
今しがたまで 愛されていた 
松潤の 痕跡

赤い花の散らされた、透き通るほど美しく
そして… 汚 れ た 肌 を 引き寄せ
自分の 下 へ と  組 み 敷 い た。

上書きするように その跡を辿りながら、フルフルと 羞  恥 に 耐える 愛しい人に問う。


「なあ、どんなふうに…抱 かれた?」


さっきまで 松潤を受け入れていた、その場所を グッと 広 げ た。

ァ…

閉じようとする 脚 を 押 さえ つける と
小さく息を吐き、やがて諦めたように
力を抜いた。

中心に  顔 を 埋 め る 。

漂うのは
むせ返るほどの、濃い… オ ス の 臭い。

ドクドクと、沸騰するような情動が躰中を駆け巡る。

傷んだ胸に
これも…やっぱり  愛なんだと確認した。


「…愛してる、ニノ」


松潤の 愛 液 が 滲 む  その 場所 に 
自身の 熱 を  深く 刻んだ。







〜KAZUNARI〜
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ワタシは、どうしたいんだろう?
…自分に問いかけた。


甘く、自分だけに注がれる愛情
肌を合わせている その刹那

ココでしか得られない 幸せに酔いしれ
彼だけを 愛そうと誓うのに


”待ってる”

たった  四文字で
天秤の針は、いとも容易く
その指し示す先を変える。

ゆらゆら
ゆらり

安らぎを求める 心とは裏腹に

肉 欲 に 引きずられる…躰

組 み 敷 か れ
割 り 広 げ られている  秘 部 に

背筋が  ゾクリ と 粟立っていた。

恥 辱 に 塗れた、こんな 責 め 苦 さえ
快 楽 へと 置き換えるのは、他でもない自分。


壊れるほどに、激しく愛されたい。


……いや、愛されては いない、か。


こんなにも嘘くさい 『愛してる』

せめて
演技くらいしなさいよ。

そうすれば、喜んで 騙されるのに。



ごめん

ごめんね、潤くん


心は 残しながらも

甘美な 背徳の香りに 囚 わ れ て
ワタシは、狡い男に成り下がる。


躰 を 貫 く  熱

強引で、傲慢な その 行 為 …


愛 欲 の 美酒に酔いしれた ワタシは

真っ白い シーツの上で
腰 を ク ネ ら せ、淫 ら に  踊っていた。











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「ふ…く、あはは!」


捨てられた仔犬のような 縋る瞳を
俺は思い出していた。

テーブルの上に置かれていた 林檎へと手を伸ばし、ガリッと  一口 齧る。


可哀想だな。

でも…愛してるよ。

罪悪感に塗れたお前の顔は
俺の中の 嗜 虐 心 を 煽 る 。


目の高さで 拳をギリギリと 震わせ
手の中の果実を握り潰した。

そこに、ニノの 泣きそうな顔が 重なる


優しく抱きしめ、口付けて
お前の心を掴んだまま

大野さんのところへと送り出すんだ。


固く握っていた拳をそっと解き放つと

開かれた手から 落ちた林檎が
ゴロッと音を立てて転がった。


滴る…芳醇な果汁に
ベロリ、と  シ タ を 這 わ せ…


「歪んでる、な…俺」


込み上げる 笑いを

俺は、止めようとはしなかった。




終わり

*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

初めましての方
いつもましての方(何だそれ)

お越しいただき、ありがとうございます。


| 壁 |д・)
コレ…怒られるヤツかな?

ずっとリピして聴いていたこの曲。

潤くんと大野さん…
二人の間で 揺れ動く二宮さんしか思い浮かばなくて。(そのまんまだな。単純すぎ)

悩んだ結果、最終的に全員が 悪い男になりました。笑
ある意味平等?

読み物として、楽しんでいただければ
嬉しく思います♡


では。


miu





寝てた…笑

お話自体は 同じものですが
後ほど、もう少し 濃ゆくした 限定版を UPするね。
( ̄∀ ̄)

お楽しみにー