にのあいのお話です。
軽くBL含みますので、ご注意下さい。









「さて、二人とも お休みなさい」

「…お休み…」

「伯母さん、お休みー!!」


歯を磨きに部屋を離れ

オレが戻ってきた時には
布団は、二人の手で 敷かれていた。

だだっ広い 部屋の中で
それは…不自然なほどに 近い。

母が 部屋を出たのを確認して

敷かれた布団を 少しだけ引き離した。


「雅紀、コレはちょっと…/////」

「へ? オレ何もしてないよ?」

「じゃあ、母さんが?」

「そう。
でも 別に良いじゃん!寝るだけなんだし。
…それとも、何かして欲しい?」

「///// お前…もう寝るぞ!!」

そう言って…

引き離した布団を 元の位置まで戻した。


明かりを消して、ゴロッと横になる。

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真っ黒い天井が

あの頃と変わらず…
オレたちを見下ろしていた。


「ねぇ、カズ兄。  手…繋いで良い?」

「うん…」


そっと差し出された 手は

怖くて 震えていた
小さな雅紀の 手ではなく

オレの手をスッポリと包み込むほどの…
大きくて温かいものだった。

指を絡ませ、その手を 強く握り返す。


「オレ、幸せだよ」

「雅紀…」


なぁ、ばあちゃん。

チョットだけ…
目をつぶっててくれる?


そっと 顔を寄せると
雅紀の頬に 唇を 押し当てた。

くふふ …と笑った雅紀に 引き寄せられ
その腕の中で  唇を塞がれる。


触れるだけの  穏やかなキス…

静かな息遣いが  部屋に満ちていた。


「…カズ兄、お休み」

「うん…お休み」


そう言葉を交わすと

手を繋いだまま…
オレたちの意識は 溶けていった。





つづく


*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

短くてごめんなさいm(__)m
この話も、次で終わりかな?

私って、エロくない話も書けたんだなぁ…笑


いやー♪  新曲だねっ!!

発売は  7月頃かな?  ( ̄∀ ̄)
映画も楽しみ♡


それでは、月曜!
今週もお仕事頑張りましょう〜!


miu