櫻葉さんのつづきです
BL含みますので、ご注意下さい。





翔ちゃんの…元気になってしまったモノを 落ち着かせるために、とりあえず 人目につかない場所を探す。


街灯の当たるベンチから離れて
公園の北側に移動すると

木々に囲まれ、子供向けの遊具が並んでいる場所があった。


…もっとも、この時間だもん。

当たり前だけど、子供の姿は無くて
辺り一面を静けさと闇が覆っていた。

うーん…
人が来るとすれば、正面からだし。後ろからは 木で見えない。

仮に 正面から見ても…
遊具と重なって 、オレたちの姿は 上半身くらいしか見えないだろう。


ここなら。



翔ちゃんが、自分の背丈ほどの すべり台に背中を預ける。


人気の無いことを確認して

パ ン ツ を… 少しだけ 下 げ
翔ちゃんを 取り出すと 

スッゴく 元気で
オレの手の中で 暴れまわるから

何だか 落ち着かせちゃうのが 
勿体無いような気がしちゃう。



…なんて、調子にのるから 言わないけどね。



周りを気にしながら

指を 絡めて…  上 下 に動かし

大きく、硬 く なった 先っぽに
クルクルと円を描いた。


翔ちゃんの息が 少しだけ 荒 くなり

アルコールが入ってる所為か
トロンとした瞳で 甘くねだる。

{DFD96FBD-AE95-48FE-A116-F7181ED51BCC}


「ね、雅紀…口、は?」

「 何?キス…して欲しいの?」

唇を翔ちゃんの顔に近づける。


「違うよ…口でして?」

「…!?
ココで?  嫌だよ。手で スルから…
もう、一回 出したらホ テ ル帰ろう?
そこで…ゆっくり、ね?」


何やら 不穏な空気の流れに
オレは 手の動きを 速めた。


「お前のだって…こんなになってるのに?」


ひゃっ!!

ジーンズの上からでも判る
オレの カタチ。

だって…翔ちゃんのが スゴイから
しょうがないじゃん。

オレだって、その…興奮しちゃうでしょ!


「だから!続きは ホ テ ル でしようって!」

「…我慢できない…」


そんな 濡れた瞳で 見つめられたら
動けなくなる。

…ズルいよ。


唇が重なる。

オレが 口答え出来ないように。

何度も何度も…
シ タ を絡 ませ ながら

翔ちゃんの手は、既に 知り尽くした
オレの…弱いトコロを攻めてくる。



ほら…

もう、余計な事は 考えられない。


翔ちゃんの熱い モノで
オレの中いっぱいに 満たされて…


突 き 上げ 、揺さぶられる度に
必死で  声を 押し 殺 す。

啼くことすら…出来ない行為に

星の瞬きの下、風に騒めく枝葉の音が 
次第に遠のいていき

ただ  翔ちゃんだけを感じていた。


澄んだ 夜の空気に包まれ

オレたちは 闇に溶けていった。



つづく


2015.10.3    miu