今日はお休み♡

チョットだけ…今の想いを文字にしてみました。
久々に書いたら 変な文章だな。
σ(^_^;)いつもの事よ…


そして、お気付きの方も居ますね。

Neighborly love 末ズ編

向こうには  4  まで載せてました。
(ここに載せたのに手を加えて、完成形をあちらへ載せてました )

その続きは、こちらの
 6 ~ 9  に繋がってます。

内容が キツイので
こちらも読みたい方だけ…

お話は 選んで読んでね。





*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*





明日もまた…繰り返す。


何度目だろう。
もう、数えることすら諦めた。

数えたところで

目覚めた時には 
リセットされ
全てを 忘れている。


そして、ワタシは
同じ時を生きる。


目覚めてから…
落ちる、その時まで。




この、永遠の輪に組み込まれた
落ちてゆく、一瞬。

…その刹那。


細胞に宿った記憶が
全ての蓋を開ける。


この 無限のループ
その狭間で  夢を見ていた。


遠い…とても遠い
過去の、記憶。

その片鱗。



愛する人。

愛してくれた人。


だけどそれは  許されぬ 恋だった。


それでも…諦めきれず
神に祈る。





『お前の…純愛が 
忘却の海を渡りきる事ができたのならば。

その時は祝福してやろう』






誰だっけ?


愛する人…


愛してくれた人…




あぁ、ダメだ。


今日もまた、朝が始まる…。


全てを 忘却し
始まる、朝へと。







ゆっくりと落ちていく 夕日が
街を  オレンジ色に染める頃

ワタシは
橋の真ん中で…空を眺めていた。

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いつからだろう。


満たされない 心を抱え
眠れない夜を
過ごすようになったのは。


自分が何を求めているのかも分からない。


あるのは、ただ…
虚しさだけ。


ワタシは、 橋の欄干に手をかけ





飛んだ。







…微かな違和感。



誰かが、橋の上で
こちらを見ている。

何かを叫んだみたいだけれど

ワタシの耳に
その言葉は 届かなかった。


…間違いなく、彼を知っている。

でも…誰?



落ちながら  空へ伸ばした左手には

赤く細い 糸が絡まり


夕日に照らされ
キラキラと 輝いていた。





体に受けた衝撃。
沈む身体。


それは  始まりの朝への 扉。

これを、開けたら
また…同じ朝が来る。



(忘れたく、ない)


あの時…確かに 交わった視線。


あぁ、だけど
もう…何も考えられない。


忘却の朝へと繋がる扉は 
ワタシを呑み込んでいった。





??!


グっ、と
腕が引っ張られる。


上へ、上へと。




薄れゆく 意識の中

『やっと…見つけた』


と  聞こえた気がした。







目が覚めたのは
真っ白い部屋だった。

「二宮さん、分かりますか?
今…先生呼んで来ますね」



パタパタと
看護師が 廊下を走って行った。


ギュッと繋がれた手に気づき
視線を 向ける。


静かに寝息をたてる 横顔。

その 目尻には
薄く付いた 涙の跡が あった。



「……遅くなって、ゴメン…」



繋がれた手から
伝わる ぬくもりに

心が 満たされる。



終わらない 永遠の輪は 

あの時
細く赤い…糸へと変わり
二人の指に絡みつき、引き寄せた。


もう、忘れることはないから。


今はもう 見えない その糸だけど
確かに…繋がってるよね。


握った手に そっと口付けると

カーテン越しに差し込んだ
柔らかい光が

小さな粒になって
キラキラと…降り注いだ。





終わり