呼ばれて飛びでて ジャジャジャジャ~ン!!

…え?呼んでない?
失礼しやした( ̄▽ ̄)

ずーっと温めたままだった
お隣さん  末ズ編。

かなり不定期になると思いますが
ソロソロ行ってみようかな?

先にこちらに UPしてみます♡
(見切り発車の予感 … (^▽^;)  )

では。

*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*





久しぶりに …作業着ではなく  

クリーニングから戻ってきた時のままになっていた スーツを身にまとい

新しい 職場へと 足を運んだ。


社員は 15人程で

見た感じ、アットホームな
働きやすそうな会社 だった。

ドアの 一番近くに いた女性に
声を掛ける。


「今日から こちらでお世話になります 二宮です。よろしくお願いします。
…社長 は  どちらでしょう?」

「あ!!    ニノ…二宮…ニノ!
いいよな、ニノで」


奥のドアが開き

見覚えのある  大輪の花が綻んだ。


「 今日から 営業を一人増やしたから。二宮和也、かなり 仕事 できる奴だから…期待して? 」


(どんな 紹介だよ)  と思いながら
深々と頭を下げる、


「お世話になります。よろしくお願いします」

「…………」

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そんな  ワタシの顔を…
初めて 会った かのように
見つめる 潤を 不思議に思いつつ

与えられた机にカバンを置き


「さて、何からやりましょうか?」と 
懐かしい顔に 視線を投げた。


得意先への挨拶回りで
今日の仕事は  ほぼ終わり…

工事現場での 肉体労働とは 
また違う疲労感を 
久々に 味わっていた。


会社に戻り、得意先のデータを
自分なりに整理する。

営業の仕事は 前にもら やっていたから。

ま、大丈夫でしょう?


一旦 作業を終え
パソコンを閉じた ところで  
突然声を掛けられた。


「ニノ、お疲れ!
ほら、お前の 歓迎会行くぞ?」

突然言われ
手を取られて歩きだす。


「は? …聞いてないんですけど?」

「うん…今決めたから」

「…潤、相変わらずだな?」

「…嬉しいだろ?」



…懐かしい やり取りに
思わず 笑った。



連れられて行ったのは
会社の近くの 
ちょっとオシャレな居酒屋で
個室が 予約されていた。

聞けば、今日は 潤とワタシの ふたりだけで。

他の社員を含めた 歓迎会は
週末に 予定している との事。


潤が用意してくれた
気安い…二人だけの席。


(…予約って…最初から 準備してくれてたんじゃない)

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友人の変わらぬ 優しさに
ワタシも 気付かないフリをした。



酒が入り  昔話に 花が咲く。


一頻り、盛り上がった所で


ふ、と  潤が 
真っ直ぐに ワタシを 見て呟いた。


「会社、無くなって…どうしてた?」

「ん?   基本バイトですよ。

最近までやってたのは  道路工事のバイトかな」

「…お前が?!
うわ、全然想像つかねぇ。

…大変だったな」

「大変?
ああ、そうね。 体力がないから。笑
そういう意味では大変よ。

…でも…… 」



智と出逢えたから。

疲れ果て、ツラかった記憶さえ
…幸せな思い出の一つだった。



フフッと 笑みが溢れた。