「古本食堂」
原田ひ香
★★★★★
鷹島珊瑚は両親を看取り、帯広でのんびり暮らしていた。そんな折、東京の神田神保町で小さな古書店を営んでいた兄の滋郎が急逝。珊瑚が、そのお店とビルを相続することになり、単身上京した。一方、珊瑚の親戚で国文科の学生・美希喜は、生前滋郎の元に通っていたことから、素人の珊瑚の手伝いをすることに……。カレー、中華など神保町の美味しい食と思いやり溢れる人々、奥深い本の魅力が一杯詰まった幸福な物語、
嫌な人が一人も出てこないし、登場人物が全員魅力的。とても好きなストーリーで心温まる。
美希喜ちゃんが叔父さんの残した物で古書店を継ぎたいと気付かされ、その思い告げ、珊瑚さんも思っていたが負担になると言い出せなかったのでが快く応じてくれたこと。皆、相手を思い違う方向にいくが、伝えることにより皆が幸せになる。珊瑚さんの恋も実ってこちらもハッピーになった。
私が行ったカレー屋ボンディーも出てきて、一緒に食べに行った友達にも読んでもらいたい。
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