免疫療法~M先生 | 胆嚢癌ステージ3bからの生還

胆嚢癌ステージ3bからの生還

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1年生存率(つまり再発転移しない率)が20%しか無い私は、とりあえずTS-1とスーパー糖質制限を開始しましたが、多くの癌患者の方たちと同じく「藁をもつかむ」気持ちになったのは言うまでもありません。


そこでネットで調べまくって興味を持ったのが「手術・放射線・化学」療法に続いて「第4の癌治療」と言われる「免疫療法」でした。


しかし、免疫療法もいろいろある上、効果も良く分からないものが多く、取りあえずいろいろなサイトを読んで調べているうちに、驚く発見がありました。


それは「●●K療法」という、治療有効率が割と高い免疫療法でしたが、その治療を行っている提携医療機関の中に、なんと癌発覚時に相談に行った名古屋のM先生のクリニックが登録されていたのです。(当時は名古屋で登録していた病院は2件だけでしたが、現在は登録されていない様です。)

http://ameblo.jp/4rotary/entry-12139146973.html


早速、M先生に問い合わせたところ、4年前に胃癌ステージⅣで亡くなられた前院長が、ご自分の癌治療のために導入されたと聞いて、なおさらただならぬ縁を感じて早速この治療を申し込み、4月から11月まで12クール受けました。


ちなみに、この治療は最初に血液を採取し、それを細胞培養センターに送って2週間かけて培養し、増えたNK・γδT細胞をもう一度体内に点滴で戻して癌細胞を叩くという治療法ですが、私の様な再発・転移予防の場合、再発しない限り、効果は実感できないので糖質制限の補助のつもりで受けました。



12クール目最後のデータです。








このグラフの緑のラインのα1-AG(α1-酸性糖蛋白)ですが、これは主に肝臓で産生され、組織の損傷や感染、炎症により誘起され、免疫機能の低下、栄養状態の悪化により増加しますので5クール目の時はとても良くない状態だったのが分かりますね。

これにはとても大きな理由がありました。


こちらは免疫療法全クールの日付と腫瘍マーカー等の推移を表にしたものです。





実は私はTS-1を2クール半でやめましたがその服薬期間はずっとCEAが上がり続けて、やめる時点では体の免疫機能がガタ落ちだったのが分かります。


また食欲もどんどん無くなり、最後は大好きなアルコールも飲めなくなったのもTS-1の服用中止を決める大きな理由になりました。


もちろんTS-1を止めるときはM先生にも相談しましたが、「QOLを下げてまで抗がん剤を飲み続ける必要は無いと思う。」というご意見でした。


以前は消化器外科で、術後の抗がん剤をバンバン?処方していたと思われる医師が言われるのですからとても良く納得できました。


ちなみにM先生は夏井先生とも懇意にして見えますので、当然ですが健康及び癌予防のためにスーパー糖質制限の上、1日1食を続けて見えます。




あと、参考までに絶不調だった5クール目と絶好調だった最終12クール目の血液検査の数値も貼っておきます。












これはあくまでも私個人の例ですが、私の場合はTS-1を早めにやめて正解でした。



以降は転移・再発防止のために、これ以外に私がいろいろやった事を記事にしようと思います。