行き止まりの壁。のブログ

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シニタイ。と思ったときがある

その時は単純に辛かったからそう思っただけかもしれない

でもその時はまだ良かった。次の辛いときが来るまで・・・



その子は学生だった。そう。どこでもいるような学生だった

ダメな人間だったわけでもなく。優れた人間でもなかった

その子はダメな人間ではなかったと言ったが。失敗をするとすぐ落ち込んでしまう

そんな子であった


その子には何人かの仲間が居た。でもその仲間は学生の時にできた仲間であった

幼い頃からの仲間は居なかった。いや。居たのだが消えていった

その子は何も悪いと感じていなかった。幼い頃からの仲間が消えていくのは運命だと感じていた


幾度か独りであった。けっして明るいとは言えない様な部屋に何年も

部屋には玩具があった。すべてはその子の為の物だった

その子の為の物。つまり一人で遊ぶ物であった

誰とも話さない。その内に人との関わりを嫌になってしまいそうだった

学生となったときに同じ年の子と会った。話すことなかった

数年が過ぎた。その間にあの子に何回も出会った

偶然だった。本来なら出会わない運命だったと思う

でも逆にこれが運命だったのかもしれない。よくわからないことが頭の中を駆け巡っていた気がした


いつの間にか。気がつけばあの子とは友達同然になっていた

ある日。唐突にあの子がいった

一緒に遊ぼう。と

その時泣いていた。寂しいから泣いていたわけではなかった

でも嬉しいから泣いていたのでもなかったからでもなかった

頭の中が疑問に埋め尽くされていたから。泣いていた

考えることに頭が痛くなった。嫌になった

素直に喜ぶことができなかった。でも一ついえたことがあった

わかった。と


仲間と遊ぶ。今でも数えることができることの一つ

あの日に変わる事はできたと思う。でも変わらなかった

迷惑なんてかけたくない。から


自分を。見失ってしまった