先日、仕事中にシムケンから電話がありました。
「青森の警察から電話がきた」と。
突然の義兄の訃報でした。
くも膜下出血だったそうです。
1週間前にベビケンの七回忌のためにお土産をいっぱい担いで仙台に来てくれたのに。
あんなに元気で、久しぶりに会う弟と嬉しそうにお酒を楽しんでたのに。
ベビケンが心肺停止になった時、真っ先に青森から駆けつけてくれて、ベビケンの手をずっとにぎってくれていたお義兄さん。
チビが生まれた時、お祝いの言葉の後に、ベビケンのことも変わらずに可愛がってやってねと控えめに笑っていたお義兄さん。
義母が亡くなった時、俺は要らないからベビケンのために使ってくれと義母が残してくれたお金をシムケンに譲ってくれたお義兄さん。
そのお金でベビケンの車、ロケッツを買ったんですよね。
ベビケンと一緒にロケッツで青森に帰省するのが夢でした。
そして葬儀も終わり、仙台に戻って、シムケンが義兄の友人に連絡するために携帯を開いたら写真用のフォルダが2つあったようです。
そのフォルダの名前は、ベビケンとちびすけ。
それらのフォルダには、私たちが今までに送ったたくさんの写真が丁寧に保存されていました。
実家のお義兄さんの本棚には、たくさんの18トリソミーに関する本。
こんなにも優しさと愛に溢れた人がいるんですね。
私はお義兄さんと出会えた事を心から幸せだと思っています。
私の尊敬するお義兄さん。
これからはベビケンと一緒に私たちのことを見守っていてください。
心はいつも私たちと共に。
