ある高齢者の方の高級有料ホームでのこと。
そこのホームでは食事は栄養士さんが管理して一流の料理人が作る体にも優しいメニューです。
内容だけでなく器もひとつひとつにこだわりのある焼き物。
まるで高級レストランなみ。
食事は楽しみのひとつでもあります。
申し分ないと思いましたが入居されて間もないあるひとりの女性は毎回食事の後少し寂しそうな笑顔をされるので気になってました。
食事には問題ないし周囲の方々とも笑顔で接しておられたのですが。。。
数日後皆さんで観劇に行きました。
とても素敵な舞台で感動するものでした。
観劇の帰りの車中ではその女性も他の方々と一緒に楽しかったとお話しされてました。
しかしなんとなくスッキリしない表情だったのを思い出し仕事を終えてすぐに女性のお部屋をたずねました。
するととても歓迎してくださり他愛もない話から胸の内を少しずつお話ししてくださいました。
今まで無口な方だと思ってましたが実はその奥にはそうならざるをえない理由があったのです。
慣れない集団生活では何事も「周囲に合わせないといけない」と思われてたようで自分の意見を言いたくないことをお話ししてくださいました。
少ない時間でしたが素敵な笑顔でまた聞いてねとおっしゃってました。
数日後、娘さんがホームにみえられた時に言っておられたのが
「母は話し相手がほしいみたいです」と。
先に入居されてる方々と本音で話せるようになるまでには少し時間を要する場合もあります。
そんな時に少しでもゆっくりお話しを聞かせていただける時間があればどんなに良いかとずっと思ってました。
勤務中はゆっくりお話しを聞かせていただける時間もありません。
そんな経験から「傾聴サービス」をはじめました。
何気なく聞くのではなく、相手の気持ちをくみ取りながら聴くことそれを全面的に受け入れる、そんなサービスです。
ホームに入居されてるご両親のためにもぜひご利用ください。
