妄想ハイスクールD×D life.4 友達出来ました | 開発くんのブログ

開発くんのブログ

ピン芸人開発くん劇場が日払いで一人暮らしの日常も芸人活動を書き綴って行きます。

舞台は阿佐ヶ谷中心

開発「今日は学校をサボろ」

着替えると街をふらついた

開発(ん?)

街の真ん中で辺りを見回している修道服の女の子を目撃した

開発「あれは」

最近知り合った女の子

開発「アーシア!?」

アーシア「聡さん」

開発「久しぶりだね、どうしたのこんな所で」

アーシア「それが」

アーシアは口籠った

開発「?」

グーと可愛くお腹が鳴った

アーシア「あっ」

開発「お腹空いてるの?」

アーシア「えっと」

くー

開発「お腹空いてるみたいだね」

僕はアーシアを連れて近くのファーストフード店に入り二人分注文して席に着く

アーシア「すみません。私お財布持ってなくて」

開発「それはいいんだけどそんなに切羽詰まってたの?」

アーシア「それは」

くー

また可愛くなった

アーシア「うう」

アーシアは恥ずかしそうに俯いた

開発「御免御免まずは食べようか」

アーシア「はい、えっと」

アーシアは周り見回す

開発「どしたの?」

アーシア「ナイフとフォークは」

開発「これは手で掴んで食べるものだよ」

アーシア「なんと!そうでしたか!」

開発「ハンバーガー食べた事ないの?」

アーシア「はい」

開発「珍しいね」

アーシア「では手を清めませんと」

するとアーシアはハンドバッグから聖水の入った小瓶を取り出した

開発「大掛かり!!」

アーシア「変でしたか?」

開発「そんなに大袈裟にやらなくてもこのウエットティッシュ使えばいいんだよ」

実際に使ってみせた

アーシア「成程」

アーシアは丁寧にウエットティッシュ丹念に吹き始める

アーシア「どうですか?聡さん」

アーシアはこれ見よがしにウエットティッシュで綺麗にした手を見せドヤ顔を見せてきた

開発「キレイキレイ(面白い)」

アーシア「それではお食事前のお祈りを…主よ」

開発「頂きます」

アーシア「聡さん早いです、神様にお祈りしないと」

開発「僕は無宗教だしこれ位で」

アーシア「でも…」

アーシア割と頑固らしい

開発「(弱ったな)美味しい内に食べる方が神様に誉められるんだよ(こんな稚拙な嘘に)」

アーシア「成程流石は聡さん」

開発(騙された、なんか無垢な子を騙してるみたいで罪悪感が)

アーシアはハンバーガーを食べる

アーシア「はんばーがーってとっても美味しいのですね!」

アーシアは眩しい程の笑みを見せた

開発「まっいっか」

アーシアの表情からは安心が伺えた

開発「ねえ、アーシア何で」

アーシア「聡さんあれは何ですか?」

開発「ゲームセンターだよ」

アーシア「ゲームセンター?」

開発「行った事ない?」

コクリと頷く

開発「ハンバーガーを初めて食べた位だからあまり不思議はないけど」

アーシアはじーっとゲームセンターを見つめる

開発「行ってみる?」

アーシア「良いんですか?でも聡さん学校は?」

食事を終えると強引にアーシアをゲームセンターに連れていった

アーシア「聡さん!ラッチュー君ですよ。いっぱいいますよ」

開発「それは知ってるんだね」

アーシアはクレーンゲームを覗きこんで嬉しそうに伝えた

開発「欲しいの?」

アーシア「いえ」

開発「言っていいのに」

アーシア「えっ?」

開発「欲しい物がある時は言えばいいのに」

アーシア「でもそれは神様に怒られて」

開発(色々柵があるんだなあ)

暫く考え

開発「僕は無宗教だからそう言う教えは知らないんだけどぬいぐるみを欲しいと言った所で神様は怒ないんじゃない?」

アーシア「えっ!?」

開発「人間が何かを欲しがるのは普通の事だし、それともアーシアが信仰する神様は器が小さいの?」

アーシア「そんな事有りません」

開発「なら言葉にすればいいんじゃない」

アーシア「私このラッチュー君欲しいです」

開発「じゃあ取ってあげる」

アーシア「聡さん出来るんですか?」

開発「それはやってみなきゃわからない」

挑戦した結果

アーシア「有難うございます!一生大事にします」

開発「アーシアは一々大袈裟だね」

アーシア「このラッチュー君は今日の出会いが生んだ素敵な物です!この出会いを大切にしたいんです!」

開発「アーシアがそうしたいなら良いんじゃない」

アーシア「聡さんあの箱は何ですか?」

開発「プリクラだね、友達と写真を撮る機械だよ」

アーシア「私あれやってみたいです」

開発「じゃあやりに行こ」

行こうとした時

女の子A「この衣装可愛い!私次これ着たい!」

アーシア「あの!?」

女の子A「貴方これずっと着てたじゃないそろそろいいでしょう?」

アーシアは女の子Aに更衣室に連れ込まれてしまった

アーシア「ぐすん」

暫くしてアーシアはナース服になって出てきた

アーシア「服を取られてしまいました」

開発「アーシア面白すぎる」

僕は女の子Aに事情を話して服を返して貰った

そして写真を撮った

開発「楽しいかったね」

アーシア「少し疲れました」

開発「少し休もう」

公園のベンチで一休みした

開発「この公園は確かアーシアがあの男の子の怪我を治癒した公園だったね」

アーシア「はい」

開発「凄いよね」

アーシアは暗くなった

開発「という訳ではなさそうだね」

アーシア「すみません。思い出しちゃったんです。私は生まれてすぐ両親に捨てられ教会に属する孤児院で育ちました。この力が宿ったのは八つの頃です。私の力が教会に知れると教会は私を聖女として祭り上げました。私はこの力で人が救えるならと多くの人を治療しました。噂が噂を呼び人々が教会へ訪れるようになり教会は私を手厚く保護し良くしてくれました。沢山の人を救えるこの力を与えてくれた神に感謝しました。しかし「聖女」という普通の人間とは違う目で見られるようになった私は孤独でした。そんなある日私は悪魔祓いに追われ深い傷を負った悪魔に出会いました。私はその悪魔を助けたのです。助けた悪魔は悪魔祓いを殺し逃げました。私が悪魔を助けた事が問題になりそれまで聖女と崇められていた私は魔女と呼ばれ教会から追放されました。そして堕天使に拾われたのです。聡さん私夢があるんです。普通にお友達とお買い物したりお喋りしたりお友達といっぱいいっぱい」

開発「そんな事で良いなら叶えあげるよ」

アーシア「聡さん」

開発「だからもっと!?」

気配を察知した

レイナーレ「無理よ」

開発「誰お姉さん!?」

アーシア「レイナーレ様」

禍々しいオーラを纏った女性が現れた

Life.4 友達出来ました 完