妄想イケてる2人 DAI1WA 出会いの間違い電話 | 開発くんのブログ

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ピン芸人開発くん劇場が日払いで一人暮らしの日常も芸人活動を書き綴って行きます。

舞台は阿佐ヶ谷中心

開発「ふああ」

俺は欠伸をしてベッドから起き上がる

開発「今日から学校かあ。面倒臭せえ」

この俺は私立国府館高校2年生となる。そう今日が転校初日

開発「ん?留守電?」

見知らぬ番号だった

再生すると

アリス「今日はアリスです。都内私立高2年生です」

開発「女の声?」

アリス「欲しい物あるので明日夕方渋谷へ一緒に行って下さい。身長は168㎝紙は茶系ロング」

開発「この女間違いに気づいてない?」

アリス「s○xでしかお礼が出来なくて」

開発「ぶふぉおおお」

思わず牛乳を吹き出してしまった

開発「援交女か。マジ引くんですけど」

時計を見た

開発「もう行くか。転校初日だし」

俺は支度を手早くした。

開発「一番大事な物忘れていた」

チュッパチャップスを口に入れて学校へと向かった

担任「ええ。今日からこのクラスの一員になる開発君だ皆仲良くするように」

甘糟「へえ結構良い顔じゃん」

蟻賀瀬「そうね」

開発「どこ座れば良いんすか?立ってるの疲れたんすけど」

担任「えっああ。じゃあ小泉の隣が空いてるからそこで」

僕は担任が指示した席に向かう

小泉「宜しくね。開発君」

開発(あれっこの声どこかで?)

小泉「開発君?」

開発「いや。小泉と会うのって初めてか?」

小泉「何それもしかして私の事口説いてる!?」

開発「いや違う」

蟻賀瀬「やるわね。転校生」

甘糟「ウチの小泉はあげないわよ」

佐次「彼奴挑戦者だなあ」

開発「もう面倒臭いので良いです(あの耳に残るハスキーボイス)」

俺か席に着くなり授業が始まった

休み時間

桑原「大将さっきは良いもん見せてもらったぜ。俺は桑原」

佐次「佐次だ」

浦和「浦和だ。宜しくな。開発次の体育出るのか?」

開発「サボるに決まってるっしょ。物は相談なんだけど」

佐次「任せろ!言わずとも良い場所教えてやる」

俺は佐次達に連れられて屋上に案内された

開発「ふいー」

浦和「こういう日はサボるに限るよなあ」

開発「それなあ。ここを見つけた君らは神?」

佐次「遠慮なく崇めたまえ」

屋上から下の様子を見ると

開発「なんかテニスコートに人集りが主に男が」

桑原「それ皆小泉目当てだ」

開発「さっきの。そんなに人気あるの?」

浦和「そりゃそうだろ。小泉って小さくて可愛いクセに目がきつくて何人もの男が挑んで振られた。まあ高嶺の花って奴だな」

開発「ふーん」

佐次「挑むのか」

開発「挑む訳ないっしょ」

桑原「まさか男好き?」

開発「恋愛とか面倒臭そうだからかマジ勘弁。眠くなったので寝ます。お休み~なさい」

給水塔に上がり昼寝をした

開発「しまった。転校初日で授業全部すっぽかした。まあいいか。そだ渋谷にケーキ屋が出来たんだっけ」

渋谷に移動した

開発(来たもののまさか潰れてるとか…ん?)

茶ロン毛168㎝の女の子が立っていた

開発(そういえば留守電にそう入ってたっけ。)

おじさんが茶ロン毛168㎝の女の子に「アリスちゃん」と聞くが「違う」と答える

開発(彼女の首の細さじゃ、あのハスキーボイスは出ない。という事はあの誘いはフェイク。この光景を楽しむ為だとしたら特等席は)

小泉「くすくすはーおっかしーっ」

開発(やっぱりかあ)

小泉「あれ?開発君なんでここにいるの?」

開発「アリスちゃんはっけーん」

小泉「!!」

開発「この位置は人間観察するには特等席っしょ」

小泉「バレちゃったかあ。開発君結構鋭いんだね。ビックリしちゃった。正解だよ。」

開発「わーうれしー」

小泉「凄い棒読み。それにしても若い子の体期待しちゃって…早く家帰りゃいーのに。バカばっかり「アリス」なんて夢の中か鏡の中でも探してりゃいーよ」

開発「虚しい女」

小泉「ジロ」

開発「嘘怒った御免。でさ当てると何かくれるの?」

俺は揶揄うように手を差し出した

小泉「あげるよ良いもの」

ガッ

開発「!?」

小泉「私を見つけ出した。特典」

開発「いや言っただけなんですけど。面倒事とかマジ勘弁なんですけど」

グイ

俺は小泉に引っ張られて連れ回された

小泉「これ!これ買って開発君」

開発「あれー?この流れ俺が君に賞品渡す事になってない?これデート商法じゃない、俺ハメられてない?」

小泉「これ買ってくれてらs○xしたげる」

俺は小泉の口を慌てて塞いだ

開発「御免なさい。店員さんこの子頭涌いてるんです。頭のネジ全部抜けててゆるゆるなんです。現代の女の子って恐ろしいです。帰ったらお薬処方しとくんで取敢えずそれ下さい」

俺は指輪を購入した

開発「ほら。これでいいんだよな」

ピン

指で弾いた

小泉「きゃっ。渡し方雑」

開発「この間漫画で見てやってみたかっただけだし。少しもこう渡した方がカッコいいかなとか思ってないし。言う事あるっしょ。あれ?奢ってもらって御馳走様とか言えないタイプ?マジ引くわ」

小泉「有難う」

開発「素直なら可愛いのに」

小泉「えっ」

開発「今のはデレた訳じゃないから全然口説いた訳じゃないから。気が済んだだろ。今日見た事は忘れるし今後見ても止めたりもしない。だから」

グイッ

また小泉に手首を掴まれ小泉に連れ回された

開発「おい。小泉いい加減に」

気が付くとホテルの前そしてホテルの中

開発「小泉さんこれは流石に色々まずいと思うんですがもしかして小泉さんってビッチの方?僕そういうのはちょっとと言いながら中に入ってるからなんとも言えないんだけどラブホテルはーまずいんじゃないかなあ」

と隣の浴室でシャワーを浴びてる小泉に問いかける

開発「聞こえませんよねえ。そうですよねえ。でも同世代で思春期真っ盛りな男子高校生がいる部屋の隣の浴室でシャワー浴びるとかアウトだと思います。ラブホの時点で完全アウトだと思います。スリーアウトでゲームセットかと。全て聞こえませんよね?これただ通常音で独り言言ってる頭おかしい人でしかないですよね。ザ徒労」

ボス

開発(あー疲れた。転校初日でハード過ぎるって)

ベッドに横になり軈て睡魔が襲い目を閉じた

チュ

開発「うん?」

目を開けると眼前に小泉の顔があった

開発「うわあああ」

ドン

小泉「きゃっもう酷いな。女の子突き飛ばすなんて」

開発「すまん。じゃなくて。いきなり何するんだ。ていうか今」

小泉「キスの事」

開発「うっ。カアアア」

小泉「ふーんそれが素の開発君なんだ。言葉を多くして本当の自分を隠して」

開発「うるせえ。ビッチ」

小泉「ふふ。顔真っ赤女の子苦手でしょ」

開発「当たり前だ。正直何を考えてるかわからん。特にお前は」

小泉「開発君って可愛い」

開発「揶揄われるのは好きじゃない」

小泉「開発君は佐次達みたいにガツガツしないんだね」

開発「一緒にするな。帰る」

俺は着替えて退室の準備をした

小泉「じゃあ。楽しくなかったよね。御免ね。無理に付き合わせちゃって」

小泉はどこか悲しそうな表情をした

開発「確かに誘いは強引だったが今回のデート?」

小泉「そう…かな」

開発「中々に楽しかった」

小泉「へっ」

開発「あれならまた行ってやってもいい」

小泉「変な奴」ボソッ

開発「何か言ったか?」

小泉「何でもない。出よ」

ホテルを出た

小泉「また学校でね」

開発「気が向いたらな」

俺は小泉と別れて帰宅

翌日

開発(サボりたい。あんな面倒臭いのは御免だな。あんな)

昨日の事がフラッシュバックした

開発「だああ意味わかんねえ」

停留所

ぷしゅー

甘糟「あっ開発君」

蟻賀瀬「今の絶叫は開発君の?」

開発「えっあっまあーあれだよ。思春期は色々大変なんだよー。通報しないでね」

小泉「おはよう。開発君」

開発「おはよー。その昨日はなんだかんだで渋谷デート楽しかった」

小泉「へっ何の事?」

開発「えっ小泉さん?」

小泉「昨日私渋谷に行ってないけど。誰かと勘違いしてるよ。気持ち悪い」

スタスタスタ

小泉「いこ」

そう言い残すと行ってしまった

開発「あれーなにこれ?えっ意味わかんないのこっちなんですけど」

DAI1WA 出会いの間違い電話 完