00改竄者(クラッカー)と第三の選択(サードセレクション)と干渉者(イレギュラー) | 開発くんのブログ

開発くんのブログ

ピン芸人開発くん劇場が日払いで一人暮らしの日常も芸人活動を書き綴って行きます。

舞台は阿佐ヶ谷中心

開発(ここは…どこなんだろ。)

微睡みの中にいるのか全てが真紅に包まれた場所

開発(僕は…誰なの)

巨大な深紅の爪が迫ってくる

開発「!!」

しかしそれは目覚まし時計の音共に消滅した

開発(朝か。今日も太陽が黒いな…あれ太陽ってあの色であってるんだっけ?何を言ってるの?太陽は黒でしょ。変な夢見たせいかも)

着替えて学校に行く支度をした。

開発「これも」

中央に本の形になっているブレスレットを着用して家を出た

不良「お嬢ちゃん待ちな」

周りを確認する

開発「(近くにお嬢ちゃんと呼ばれるべき女の子は見当たらないし。て事は)まさかと思いますけど。もしかして僕に言ってます?」

不良「うっひょー。僕っ娘かよー。萌えるぜ」

開発「この服装からして女の子はないでしょう。ちゃんと男子生徒の制服着てますし」

不良「そんな事言って隠してるんだろ」

開発(面倒臭い。こうなったら殴ってとっとと)

アラタ「辞めな。困ってるだろ」

聖「そうです。そんな可愛い娘を」

僕が通う高校の男子生徒と女子生徒が現れた

開発「えっとですから僕は」

聖「良いんですよ」

開発「聞いてくれないんですねえ(ん?なんだろ?この娘)」

不良「このお」

アラタ「よっと」

不良「ぐはあ」

アラタ「大丈夫か?」

開発「はい。何だか良くわからないですけど有難うございました」

アラタ「えっとお前は…」

開発「僕はこの度転校してきました。一年の開発聡っていいます」

アラタ「聡。男の名前」

開発「あのですから僕は」

男子生徒は僕の顔を繁々と見つめる

開発「いやっ」

いきなり男子生徒に両手で胸を鷲掴みにされて悲鳴をあげてしまい後ずさった

開発「いきなり何するんですか?」

アラタ「お前男か!?」

開発「その判断の仕方辞めた方が良いですよ」

聖「アラタ最低です」

アラタ「やらない。後悔よりやってから後悔だ」

開発「やる前に悔い改めろ。なんで間違われるのかなあ」

アラタ「俺は春日アラタこの先の高校な2年だ」

聖「私は春日聖です。同じく2年生です。宜しくお願い致します。聡君」

開発「同じ名字という事は御兄弟ですか?」

アラタ「いや聖は従姉妹なんだ。宜しく頼むよ。聡」

開発「成程了解です。アラタ先輩に聖先輩」

学校へと向かった

開発「助けて頂いた上に学校まで案内して頂いてすいませんでした」

聖「良いんですよ。困った時は御互い様です」

開発「案内してもらってこう言うのはどうかと思いますがアラタ先輩もう少し自重して下さいよ」

アラタ「何の事だ」

開発「その…胸がどうとか」

アラタ「あれなあ。普通だろ」

開発「普通じゃないです。挙げ句の果てに僕まで口説きましたよね」

アラタ「それはお前が女だったらの話だろ」

開発「それは最初だけじゃないですか。話が進んだら」

アラタ(数分前の)「俺聡でも良いかも」

アラタ「安心しろ本音だから」

開発「だから怖いんですってば。僕はエッチい話やエッチい事苦手なんですから」

聖「アラタさん聡君が困ってるじゃないですか」

開発「兎に角もう行きますので校内でお会いする事もあるでしょうからその時は宜しくお願い致しますね。先輩方」

アラタ「こっちこそ宜しく聡」

聖「此方こそ聡君」

僕は教室に行きやはり男とわかってもらうのにかなり時間を要した

開発(けど気になる事がある)

物理先生「開発君どうしたんだい?空なんか見上げて」

開発「先生。炎の色って黒ですか?」

物理先生「そんなの赤に決まってるだろ。温度によっては緑にもなるし、青にもなる。炎色反応習わなかったか?」

開発「ふーん。じゃあ何で太陽黒いんですか?」

その言葉共にさっきまで教壇に立っていた物理教師僕と一緒に授業を受けていた生徒達が消え去り綺麗な校舎も綺麗な街並み消え代わりに変わり果てた教室と街が現れた

開発「何…これ…!?」

屋上から音がした

開発「今のは音は屋上から」

僕は屋上に向かい開け放った

開発「あれ?アラタ先輩に聖先輩」

リリス「これは一体この街この学校人もアラタが創りあげたものだからここに人がいる筈は」

開発「貴方は?」

知らない女の人に後退りをした

リリス「それは」

開発「ひゃっ」

女の人が僕の手首を掴んで詰め寄ってきた

リリス「間違いありません。これは魔道書」

開発「あのっその(この人背中開き過ぎ)」

ソラ「なんだってそんなバカな」

今度は聖先輩が僕に詰め寄り僕の手首のブレスレットに顔を近付ける

ソラ「私達以外存在しないのに。間違いなく此奴は魔道士だ。しかもこれは竜王の書」

二人の吐息があたる

開発「あのっ二人共(もう限)」

リリス「貴方これをどこで」

開発(界)

リリス「きゃあー」

アラタ「見事」

暫くして

開発「多大なご迷惑を」

リリス「私の方こそ無遠慮に触ってしまって」

あの後崩壊現象というもの。聞きこの世界はアラタ先輩が創った事も知った

ソラ「ここに存在してるのに吃驚。魔道書を持ってる事にも吃驚。女に免疫がないのにも吃驚だぜ」

開発「これからどうすれば良いかわかりませんが僕もその魔道士を目指すのは可能なんでしょうか?」

リリス「貴方もですか?」

開発「正直僕は真実を知りたいんです。その為にはこの力が必要だという事」

リリス「わかりました」

アラタ「そっか。じゃあ宜しく。聡」

開発「こちらこそアラタ先輩」

僕は魔道士の道を歩み始めた

00改竄者と第三の選択と干渉者 完