長い告知の日
夜0時を過ぎていた…
末っ子はとっくに寝かしつけた。
上3人は寝たのか寝てないのか、
それぞれ自室にいた。
夫は何やら、今年度の目標を考えなきゃならないと、職場から出た宿題を考えていた📄
私は昼間、仕事中に下の弟に乳癌宣告されたーとLINEした。すぐに冷静な返答を色々とくれ、
『まずは夫くんとどう進めるか相談するのが1番と思います。がん領域は検査、治療とも飛躍的に進歩しているので専門外のものはあまり役立たないと思うけど、いつでもなんでも聞いてください』
1年前、🇺🇸ボストンから帰国し、毎日、先生!先生!と言われて生活していれば、少しは横柄な人間になってもよさそうなものだが、本当に謙虚で貴重な医師だ。
夫は、今日、精密検査の結果だという事すらも忘れている。100%癌じゃないと思っている。夫は私とは真逆のスーパーポジティブマンだ。
よし!やっぱり夫も看護師だ。
そうだ報告した方がいい。
結局、ベットに入って寝る直前になってしまった。病院での朝からの出来事を話し始めると…
かなり驚いていた。
夫は普段、ほとんどリアクションがない。
多弁でもない。
良く言えば原哲夫さんが書く漫画のキャラの様な顔をしている(注:ザコキャラではありませんが、悪く言えば😑←な顔)原さんすみません✍️💦
それでも驚きとショックを隠せない状態なのがわかった。
いつも冗談を言う私に、本当なのか何度も聞いてきた。
夫は職業柄、乳癌に対しての知識が私よりあり、治療、手術、予後…その場面場面での、精神的、肉体的苦痛をこの時点でなんとなくわかっていた様だった。
原さん✍で思い出したが、
癌宣告をされたところで
🫵『お前はもう〇んでいる』
と秘孔を突かれた訳じゃない。
数秒で命がなくなる訳じゃない。
痛いわけでも苦しいわけでもない。
実際この時は、1ミリも悲しくなかった。
それなのに、周りの人はとても驚き、哀れな人を見るような目になる。
それが不思議だった。
癌か…
でもまだ2、3年は生きられる。
(↑この時の勝手な予想)
ただ末っ子は8歳、
私の記憶はどれだけ残るだろう…
可哀想な事をしてしまう。
寂しいだろう。
申し訳ない。
結婚妊娠出産…これからの人生
母から色々してもらえない
子供達は可哀想だ…
母という相談相手がいないのは
寂しいだろう…
本当に申し訳ない。
申し訳ない…
そう思いふと、
夫に、
『一緒におじいちゃん、おばあちゃんにはなれないかもしれないわ。ごめんね』
と言った。
『許さないよ』
と言われた。
100点満点の答えだ![]()