只今生還っ！
ってのは、大袈裟ですが、
身体の芯まで冷えきってしまいました。
皆さん冬場の深夜作業は、
たとえ室内とはいえ油断はなりませぬぞ。
ど～～～しようもない睡魔に襲われたら、、
ちゃんと用意して寝ましょう（笑）
いやはや、
スタジオも終わり、作業もひと段落したのので、いっぱい引っ掛けながら好きな音楽を流していたんだが、
とてつもない睡魔が襲ってきたんで、
こりゃイカン！と、帰り支度をしていた訳です。
少し、書類を整理していたらなんと、
いつの間にかスタジオの床で寝てしまっていたようで、
その時見ていた夢から覚めると、
身体は芯まで冷え、もう、ガッタガタ震える震えるっ。ひ～～。
戸締りも済んでいる為、エアコンも切れてて、さらに外は雨。シンシンと冷える床。
まさに
ひ～～～！あわわわっ
てな具合。
どうしよう？
何か温かいもの、
そうだ！
温かいコーヒー！
と思った瞬間には、ここから逃げなきゃという脳みそからの指令に従い、
痺れた身体を動かし、
小銭を掴んで裏口から脱出！
急いで近くの自販機へ！
ガタガタ震えが止まらない手でお金を入れる。
もどかしい！
やっと入った、ホットコーヒーのわボタンを押す！
シーン、、
あれ？売り切れじゃないのに、ポチっ、
シーン、、、
投入された金額を見ると70円。
あれ、120円持ったつもりなのに、なんなんだよー！
どうしようっ？
何か温かいもの。
あ！
昼間作った野菜たっぷりのスープ！
思い出すとともに、ダダダダーッシュ！！
帰宅して冷蔵庫からスープを取り出し、鍋にあけ、点火！
その間にトイレ！
さらに体温奪われるっ！（笑）
服をさらに着込んであと、
まだ震える手で、スープを注ぐ。
あ～～っ。
生き返る～。
内からジワジワ来る温かさ。
『幸せ』の一言に尽きる。
たかだか、一杯のスープなのに。
この、ガタガタからジワ～んと来るまでの間に、いろんな感覚を味わえたねっ（笑）
ま、最初から布団で寝なさいって事だが（笑）
落ち着いた今、振りかえってみると、
自販機で小銭が足りなかった時、
何故お札を入れて買わなかったのだろう。
そして、
見ていた夢も、変な夢。
海外のスタジオで、なんらかの作品に取り組んでいて、
アメリカだとか説明されていたけど、夢の人に（笑）
そこには何故か、顔馴染みも数名いつつ、基本外国人ばかり。
自己紹介に苦労したりしつつも、作業は順調に進む。
そして夜になり、
次のテイクはマーシャルで録ろうって事になり、倉庫へ。
結構綺麗なその建物の、エレベーターに乗ったり、スタジオも数部屋あっていろんな通路通りながらも倉庫へ。
勝手知ったる感じでお目当てのマーシャルを探すも、見つからない。
おっかしいなぁ、と、近くにいた金髪でぽっちゃりした、ちょうど、
サミーヘイガーみたいなパーマしたオバちゃんに聞くも、見つからない。
別のアンプヘッドに、バーボンのボトルが置かれているのを発見！
さすがアメリカだな～、こんなところにも酒置いててさ。
こんなに寒くちゃかなわんよと、ぐいっとラッパ飲み。
そのあともアンプ探すけど、どうにも見つからない。ありそうで型番違いとかね。
そうこうしている内に、寝ちまったようだ。
揺れ動かされて起きてみると、
そこのスタジオを使っていたバンドさん達で、『大丈夫っか？風邪ひきますよ？』だど。
んっ？何処だここは？
誰だチミは？
あれっ？なんで裸なの？
寒い！めちゃクチャ寒い！
何処だここは？？
あーーー！
って、目を開くとウチのスタジオの床が。
なんだ～、夢か。。
いつの間に寝ちまったんだ俺は。
と、安心した瞬間、
ガッタガタガタガタ
震え出して止まんないの。
そっからは、前半に書いた通りね。
なんなんだろうね、おかしな夢。
もう何日もそこでレコーディングしてて、街とかも歩いていたのに、（笑）
アンプ探せないのは嫌だけど、
USへRECしに行くってのはいいね！
っていうか、
そもそも、寒い夜に、
うたた寝は危険だよ！そして、凍えたら温かいスープだよ！って話なのに、
こんなに長くなっちまった。
ついでに、豆知識。
ヴィシソワーズって知っていますか？
フランス料理の前菜の定番で有名な冷製スープね。
あれって、
考案したのはアメリカのホテルのフランス系アメリカ人だそうな。
その出身地のヴィシーからきている。
メニューに載って瞬く間に大ヒットし、フランスにまで届いたという、
ある意味逆輸入的なスープ。
らしいよ（笑）
布団もだいぶ、ぬくぬく～してきたから、
今日はこれでおやすみなさいっ。