集合①


8月4日(金)、イマジンカップ日本代表の壮行会に出席しました。










イマジンカップとは、マイクロソフト社がスポンサーとなり、世界各国の学生

を対象とした技術コンテストです。

http://www.microsoft.com/japan/msdn/student/imaginecup/2006/


今年は100以上の国からエントリーがあり、各国の代表者は、8月6日から

インドのデリーで行われる第4回世界大会に出場します。



翌日にインドに向けて旅立つ日本代表選手に我々ブロガーがエールを贈る

というCyber Buzzの企画に参加しました。







イマジンカップ日本代表選手達は、厳しい国内予選を勝ち抜いた、わが国の

トップ頭脳と言えます。

私は、その優秀な頭脳は先天的なものなかの?後天的なものなのか?


もし後天的なのならば、どの様にして優秀な頭脳が形成されていったのか?

ということを明らかにしたいと考えていました。そして、






天才達はどんな人間なのだろう?

小学生の頃は、どんな生徒だったのだろう?

親はどういう育て方をしたのだろう?




ということを、選手達とのコミュニケーションから探ってみたいと思っていま

した。

私のブログのテーマともリンクすることなので、この日をずっと楽しみにし

ていました。








料理


各関係者の挨拶が終わり、メインの懇親会が始まりました。





場をリラックスさせる意味もあるのか、テーブルには料理とお酒が用意され

ていました。


飲み食いに関して卑しい私ですから、いつもだったらまずは胃袋を落ち着

かせてから・・・、と考えることろですが、時間も無いことなので、早速選手

達にインタビューを敢行いたしました。










仲良し二人


竹井悠人さん(左)と、大居司さん(右)です。





竹井さんはチーム唯一の高校生。進学校として有名な海城高校の3年生

です。





「本当は受験勉強やっていなきゃいけないんですよね」





と言いながら、私の質問に快く応じてくれました。



塾(日能研)には小学校4年生の頃から行っていたが、あまり勉強熱心では

無かったとのことです。

親は教育熱心でよく勉強しろと言われたが、比較的自由にさせてくれて

いたらしいです。


小6でビジュアルベーシックというソフトを使い始め、WEBサイトの制作を

試みて、この世界の魅力にとりつかれ、ゲームを自分でつくることをきっか

けにどんどんITの世界へのめり込んでいったらしいです。


身体を動かすことが大好きで、子供の頃からずっと水泳を続けているとの

ことです。

どうりで胸板が厚い!



写真を見てもわかる様に、どこにでも居る様な普通の快活な高校生です。








大居司さんは、鈴鹿工業高等専門学校で学ぶ学生です。


180cmの私より大きかったですから、かなり身長です。


小学生時代は、塾にも行かずに皆と同じ様な普通の生徒だったとのこと

です。


ただ、ものをつくるのが好きで、やりはじめると時間を忘れて没頭してしま

う性格とのこと。



自分と他の人に違いがあるとしたらどんなこと?



という私の質問に対しての答えは




「ひらめきかな・・・。何かこう降りてくるというか思いついたりします」





でも、普通の勉強に関してはひらめかないです。だから、小学生の時も

優秀な子ではなかったです。



と関西出身者ならではのサービス精神でオチまでつけてくれました。


将来のことなどはあまり真剣に考えて生きてこなかった。

今でもあまり考えていません。


と答えてくれました。







リーダー


チームの主将の中山浩太郎さんです。







現在、大阪大学の大学院生です。


チームのまとめ役で、自らをマネージャーと言っていました。



中山さんは、小さい頃からものづくり系が得意で、PCと出合ってからは、

自分はこの道でやっていくと決めていたとのことです。



親は勉強をやれと煩く言っていたそうでしたが、何故かその成績に対して

はあまり興味が無いらしく、結果については無関心だったそうです。


それが自分にとってはよかったと話してくれました。



物静かで控え目な印象ですが、目の奥には強い意志が感じられました。


頼りになるリーダーでした。









最後に岐阜大学で学ぶ、塩飽祐一さんに話を聞きました。




塩飽水軍(戦国時代)の存在を知っていたので、話を向けてみると、その

子孫にあたると言われているらしいです。




小学生時代、全く宿題をやらなかった




と言っていました。

何しろ宿題をやりたくないので、意地でもやらなかったらしいです。

やはり理科と算数が得意で、嫌いな科目は勉強しなかったとのことです。


よって、小学生時代は成績は悪かったらしいですが、中3の頃、自分でも

驚くほどスキルが伸びたと実感したとのことです。



時間切れになってしまい、塩飽さんとはあまり突っ込んだ話が出来ません

でした。





イマジンカップ日本代表選手達にインタビューを試みて私の感じたことは

みんな極普通のどこにでも居そうな学生だということです。



よく教育書に「親が勉強しろという家の子は伸びない」と書いてありますが、

全員の親が「勉強しろ」と言っていたという事実が判りました。

でも、好きなことに関しては自由にられせてくれる親だったという共通点が

ありました。







あと、私が感じたことは以下のことです。



・嫌いなことはとことんやらない。

・その代わり、好きなことは寝食を忘れて没頭する。

・単純な暗記物は嫌い。よって記憶力はあまりよくない。

・中学受験しているのは竹井君のみ。小学生時代は勉強しなかった。

・楽しんでやっていて、悲壮感は全くない。





時間が限られていたので、突っ込んだ会話は出来なくて残念でしたが、

機会があったらまた話を聞いてみたいと思いました。




がんばれ!イマジンカップ日本代表。