昨日から続く・・・。









2回裏、相手チームの反撃が始まりました。




いきなり連打を浴び、きっちりバントで送られて1アウト2・3塁のピンチ。

内野は前進バックホーム体制で1点もやらない構え。




そこで相手ベンチが選択したのは「スクイズ」

しかし、そのスクイズが捕手前の小フライに。






その打球を捕手のヒロ君がダイビングキャッチ!





サードのター君はスクイズの構えに反応して前進していた。


この場合、ショートが3塁に入るのがセオリーだが、急造ショートのため、

ベースカバーに入っていない。




慌てて3塁に戻ろうとするター君に、ヒロ君は倒れたままの姿勢で送球。

それを肩越しにキャッチしたター君は、帰塁するランナーと追いかけっこ。





ランナーより一瞬早くター君がベースに到達しダブルプレイ完成。





ピンチを切り抜けました。









続く3回裏も、四球と長打でノーアウト2・3塁のピンチに。



一人目は内野フライでアウト。



1アウト2・3塁で相手打者の打った球はセンターフライに。


そのフライを後ろ目に構え、前進しながらキャッチしたセンターのイッ君は

捕球後勢いをつけた送球で中継に。




3塁ランナーはスタートを切りましたが、途中で引き返しました。




ツーアウト2・3塁になり、次のバッターは1回と同様のサード前当たり損ね

の打球。


それもター君を制し、ピッチャーのツバ君が素早くボールに追いつき素手で

捕って1塁に送球。

間一髪でアウトになり、またもピンチを脱しました。








4回は、4年生が守るライトにフライが飛び落球。



でも、上級生達は「大丈夫、大丈夫」と4年生を皆で励ましていた。



私もベンチから「ここだよ!ここは絶対守れよ」と大声をあげた。


※ちなみにこの日は前審判のため、前監督と長須賀コーチはベンチ入りし

 ていません。




このエラーでもチームは崩れることなくこの回を無得点に切り抜けた。








一方打線は、リズムを取り戻した相手エースに翻弄されっぱなし。




制球がいいので四球で崩れる雰囲気は無し。

守備はよく鍛えられていて、エラーは全く望めない。


新監督からは、「点数を取れなくてもいいから、なるべく攻撃の時間を長く

できる様に粘れ」と指示が飛んだ。



雨上がり後の晴天で蒸し暑い中、ピンチの連続でピッチャーのツバ君の消耗

の度合いが増している。


少しでも回復の時間を稼ぎたいところだ。



打者は3者凡退にだけはならない様に、必死にボールに食らい付いていた。

その気合からか、散発でもヒットが出る様になってきたが得点には繋がらな

い。







5回裏、ツバ君の消耗度は限界近くまできていた。




マウンドで、大きく肩が上下する程、息づかいが荒くなっている。


それにより制球も乱れて連続四球、1アウト満塁のピンチに。





そこでもツバ君は踏ん張り、打者をファーストフライに。


ファーストはミス連発で失格の烙印を押され外野に回されていたリョウ君。

丁寧に両手で捕球すると、そのまま走ってマウンドへ行き、一言声をかけ

てツバ君のグラブの中にボールを押し込んだ。



しかし、次の打者へのカウントは2-3に。そこから3球ファールで粘られた

9球目、快音を残して打球はセンターに飛んだ。




センター俊足のイッ君は素早く回りこんで丁寧に捕球。絶体絶命のピンチを

逃れた。


イッ君は取ったボールを掲げながら、全力疾走で戻ってきて、選手全員と

ハイタッチをで喜びを爆発させていた。





最終回、ター君は「絶対打ってやる!」と気合を入れて打席に臨んだが、

気負いすぎたのがボテボテのファーストゴロに。


結局この日は初回のヒットのみ、3打数1安打に終わりました。



後続も倒れて、2対0のまま最後の守りとなった。








ピッチャーのツバ君は最終回のマウンドに。




マネージャーのお母さんは心配そうに見守っていた。






そして、先頭打者に投げた初球




快音を残して鋭い打球が3塁線に飛んだ。





本日、午後に続く・・・。