第35回野間児童文芸賞受賞作品の「バッテリー」です。
私は、文庫本でⅣまで読みましたが、ター君の夏休み読書
感想文のために、ハードカバーの本を買ってあげました。
¥1400(税抜き)もしました。
内容としては、
監督として甲子園出場経験がある祖父を持つ豪の近所に、
中国地区No.1投手の巧が引越してくる。
豪は捕手として、以前からずっと巧の球を受けたいと想っていた。
そして二人は、同じ中学に野球部に入部する。
豪と巧の個性と個性がぶつかりあいながら、ストーリーが展開
していく ー。
野球そのものよりも、それぞれの内なる葛藤を丁寧に描いている
ところに、この本の特徴があると思う。
ただ、思い切り「巨人の星」世代の私としては、ちょっとシニカル
で神経質な巧に対して、今ひとつ感情移入できないです。
ター君は、人見知りしない友達全員大好き少年なので、巧の
感覚を理解できないのではないか?と思っています。
それ以前に、完読することが出来るがが問題です。
ちなみに、1昨日、私と一緒に書店で購入してから、まだ1頁も
読んでいません。
私も、小学生の頃、母親からいつも「本読め、本読め」と言われて
いて、逆に、その反発で一切読まなかった経験があります。
実際本を読む様になったのは、社会人になってからです。
書店からの帰り道、父さんはずっと本が嫌いで読まなくて、本の
素晴らしさを知ったのは、会社に入ってからだった。だから、もっと
小さい時から読んでおけばよかったとすごく後悔している。という
ことを言って聞かせました。
でも、ゲームやマンガ、アニメの方が楽しいですよね。
暇さえあれば、やっていて、本には目もくれません。
※すみません、後になって気づいたのですが、高校野球監督経験が
あったのは、豪の祖父ではなく、巧の祖父ですね。斜め読みして
いるので・・・。
- あさの あつこ, 佐藤 真紀子
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