伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯
「甲子園への遺言」です。
最高に感動しました。超お勧めの本です。
高畠導宏さんは、優秀なスラッガーとして輝かしい実績を引っさげて
プロ入りしたが、怪我の認識を誤って選手生命を縮めてしまった。
27歳という年齢で引退し、そこからコーチに抜擢されてその第二
の人生をスタートさせた。
野球に対する人並み外れた情熱で、コーチとしての才能を開花させ、
伝説の打撃コーチとして7球団を渡り歩き、30人以上のタイトル
ホルダーを育て上げた。
50代半ばになって一念発起、寝る時間を割いて勉強し、教員免許
を取得。自分の果たせなかった甲子園への夢を、指導者としてかな
えるために、社会科教師として教壇に上がり、プロがアマに指導できる
ための規定期間(2年間)が明けるのを待っていた。
しかし、無常にもその2年間を待てずに、癌でこの世を去ってしまった。
高畠導宏さんに、精神的、技術的指導を受けた高校生が、どの様な
選手になったかを、見れないのが残念で仕方ありません。
こんな素晴らしい野球人がいたからこそ、日本の野球が世界と互角に
戦える様になったのだと、つくづく思いました。
立場は全く違いますが、私もター君のコーチです。
私がコーチとして、どうするべきか?なにをしてあげられるのか?
つくづく考えさせられました。
時間があったら、是非読んでください。
私は、今日から再度読み始めます。
- 門田 隆将
- 甲子園への遺言―伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯