神宮1

昨日、神宮へ行って東東京大会を観戦しました。

いやー暑かった。仕事をさぼってなので、もちろんスーツ姿。

帽子も無いし、熱射病になるのではないかと心配でした。

多分間違いないと思うのですが、大洋~巨人の屋敷選手らしき

人物が、熱心に見ておられました。スカウトやってるんですかねぇ?

観戦した試合は、東海大高輪台vs大森学園。

両チームとのよく鍛えられていて、白熱した好ゲームだった。

大森が1点先制したが、すぐに東海が追いつき、その次の回

3番長谷川選手が特大のHRを放ち逆転。

その後は、投手戦となった。

東海の廣野投手は、松坂投手とフォームがそっくり。投げ終わった

後、右足を戻すしぐさは絶対意識していると思う。

持ち球も、威力のある速球と切れのあるスライダーと、松坂選手と

一緒でした。

最終回、2アウトをとったところで、2人を歩かせ、今日タイムリーを

放っている、捕手の山崎選手と対戦。廣野投手の初球を強振すると、

打球はレフト方向へ、距離は十分だ!

しかし、惜しくも左に逸れた。

大森の応援団は、HRと勘違いして狂喜乱舞している。

結局、山崎選手はショートゴロに終わり、試合終了。

東海大高輪台が2対1で大森学園を下した。

大森学園は、1、2年生主体のチーム。来年は必ず優勝戦線に

食い込んでくるチームと思った。

この試合の後の、立志舎対成城は、ある意味興味深かった。

ゲームについてでは無く、校風がです。

立志舎は全体応援の様に生徒達が集まってきていた。

しかし、引率の先生が指導している様子は無く、皆自主的に

応援に来ている様だ。(途中で帰る子も多かった)

その風貌は、インターナショナルスクールを彷彿させる。

アフリカ系あり、欧米系あり。無国籍と思しき生徒も見受けられる。

コシュチュームもまちまち、制服っぽい姿が多いが、それぞれ

別の学校の様に違う。私服の子も居て(制服はあるが強制はなし)

渋谷109系、または海の家に居る様な格好の子もいる。

男子も、ほとんど皆茶髪。

ズボンは、寝ぼけたままトイレから出てきた様にずり落ちている。

いつの間にか、立志舎側のスタンドは埋まってきたが、PL学園の

様に揃って座っていない。皆ばらばら。

ブラバン、チアリーダー、応援団員も一応存在するが、端から

全員を統率する気はなさそうだ。

試合開始直後、狙いうち!の音楽が演奏された。

すると皆立ち上がって、クラブに居るかの様な大盛り上がり!

その勢いで立志舎は3点を上げて、そのまま逃げ切ってしまった。

試合中も生徒達に落ち着きは無く、観客席をうろうろ俳諧している。

ほとんど試合は見ていない。

はっきり言って、反対側の成城の生徒に比較して、学力は無さそうだ。

この立志舎が、公立高校であったら、まあ、仕方ないなぁ~と思う

のだが、私立高校だ。

この学校に興味を持ったので、帰社後に、HPで立志舎を調べて

みた。すると、よくTVCMで「どこまーでも、どこまーでも♪」って

やっている、専門学校が母体の高校であることがわかった。

学力選抜試験が無いことを特徴としていると記されていた。

(一般入試は、作文と面接のみ)

いやー珍しい学校だ。多分、勉強嫌いの子が集まっているのだろう。

生徒は統率はとれておらず、皆好き自由にしていて、野球を真剣に

見ていなかったが、

自ら率先して楽しもうという気持ちで応援していたし

                     皆の目は生き生きしていた。

好き勝手で神宮に現れ、好き勝手に騒いで、かき氷を食べ、コーラを

飲み、好き勝手に帰っていった高校生達。

明らかに我々の時代と違っているが、世の中の価値観にがんじがらめ

になって、親の敷いたレールの上の人生を歩んでいくのとは、全く違っ

た高校生活をおくっている子達に、ある意味可能性を感じた。

神宮2

帰社後、

「なんかすごく焼けてない」

と言われたが、一生懸命外回りをしていおるからだ!

言ってごまかしておきました。