連絡帳1


6月も終わりましたので、ター君の近況について書かせていただきます。


毎日の夜練習は習慣となっているので、風呂に入る、飯を食うと同様

の感覚で気楽にやっている様です。


しかし、宿題、ドリルとの兼ね合いで、10時近くまでになってしまった

時は夜練習は中止することにしています。

集中すればすぐに終わってしまう様な分量なのだが、途中でマンガ

を開いたり、カードをいじったりで長い時間の集中ができません。


1ヶ月ほど前、担任の先生からお手紙を貰い、



学校での勉強意欲の低下が見られ、

           授業に集中できないということでした。



その後、ター君とも色々と話して、卒業後の進路やら,何やらと、怒っ

たりせずにコミュニケーションをとりました。


ター君は、中学校まで野球を一生懸命やって、高校になったら

アメフト部に入りたいと言っていた。

それならば、中学の野球部がしっかりしていて、高校にアメフト部

がある私立中学を受験したら、と提案したところ、その私立中学を

受験したいという気持ちを示しました。


その場の雰囲気だけで言っているのではなく、強い意志を感じたので

2~3の中学に絞って、受験を目指すことにした。


塾に入れることを考えたが、現在そろばんを週3日やっていて、その

前後に友達と遊ぶのが楽しみになっているので、それを止めさせる

訳にもいかず、週1日で家庭教師をお願いすることにした。


2日前が1回目の授業だった。大阪清風高校出身、現W大の今風

好青年の先生で、ター君も楽しく指導を受けた様だ。

これを機会に、何とかいい方法に進んでいって欲しい。



野球のことに関しては、いい方向にすすんでいると思っている。


前の試合で、1回で交代させられてことが余程悔しかった様で

その日の日記に


「野球のしあいで、おろされたけど、そのつぎがんばろうとおもった」


と書いてあった。

※野球の球の字が理という字になっていて野理と書いてあった。

  野球の字ぐらい覚えろ!



昨夜は、ナイター練習だった。

私がバッティングピッチャーをやって、気持ちよく打たれていたが、

ター君だけは調子を崩していて、ボテボテばかりだった。


練習が終わって、帰ってくると、



「俺このままじゃ嫌だから、素振りやる」



といって、素振りを始めました。


黙って見ていたのですが、私に向かって



「どこかおかしい?」



と質問してきたので、



「構えの時、捕手側にバットを引きすぎていて肩に力が入っている」



とアドバイスした。

すると、そのフォームは、非力なター君に対して、あらかじめバット

を引いて構えておくようにとの、コーチからのアドバイスがあったから

そう変えた、ということを訴えてきた。



「どちらがスイングし易いか、自分で決めたら」



と言うと、自分で試して、元の構えに戻すことに決めた様だ。

構えもゆったりして、スイングも格段に鋭くなった。


この日の練習で、1点だけ怒った。

それは、フリーバッティングの時、守備位置もフリーにも係わらず

ずっとライトを守っていたこと。



「お前は内野を目指してるんじゃないのか!」



と怒鳴ったところ、



「だって、はじめに内野皆にとられちゃったから」



と言い訳をしたので、守備を獲るといことについての心構えに

ついて、帰宅後話をした。



「でも、俺、人を押しのけてもっていうの苦手なんだよなぁ~」



と言っていた。性分だから仕方ない。


週末は、大事な試合があるので、頑張ってもらいたい。