先輩の卒業式、退任式があった。


来年は自分達もあの席に座り、その翌日から親元を離れ、大学、社会に出るという緊張感を味わうのかと思うと恐くなった。

大学生になれば、もう学校を無断で欠席しようが遅刻しようが、高校生の時のように学校は、自宅に呼出し電話なんてしてくれなくなるんだそうな。

それが当たり前で、電話してくれる高校側が優しすぎるんだと思うが、2年前に新高校生になったとき、学校にお菓子を持ってきてもよくなったり、携帯買ってもらったり、自転車をノーヘルで乗れるようになった。中学生の時には許されなかったことが、高校生になって許可されるようになって、嬉しかったが、その反面感じた不安感と似たものを感じた。

だんだん一人の大人として扱われるようになっていくことが不安だ。

幼ければ大人が世話をしてくれるし、何かを失敗しても謝れば大抵は許してくれたし、自分の世間体なんか気にする必要は無かった。


子どもであるという特権を失うのが非常に惜しい。


原付の免許を取り、交通社会にデビューして天狗になっていた頃、右折禁止の所を曲がってしまい、近くの警察署に連れられ切符を切られた。


小さかった頃、迷子になった僕も警察署に連れられ、親が迎えにくる間お菓子(確か何度もおかわりさせてもらったw)と何故かおこづかいまでもらった。


切符を切られたということは、学校の交通指導の先生に報告にいかなければならなかった。初めて警察が悪人に見えた。(ごめんなさい)


卒業生がもう明日から子どもではなくなるのかと思うと大きく見えた。

大人という一括りにされて、全国の卒業生一人ひとりの個性がまんべんなく平均化されて、社会に飲まれてしまう気もした。

僕にとって社会はなんか不透明。


あと2年もすれば二十歳かと思うと寂しい。


成人式の後、周りから違う目で見られるのが
映画「私の中のあなた」観ました。

正直言ってかなり泣かせられましたww
エンドロールで流れてきた“life is beautiful”という歌詞は反則。

「さすがにここでそれは泣いちゃうだろうがむかっ




観終わったあとのスッキリとした感じが心地よかった。