塩の話のyoutubeを要約しました。
前編・後編があります。
ーーーーーーーーここから要約ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1. 昔の日本では塩の選択肢がなかった
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1985年まで「日本専売公社(売校舎)」が塩を独占販売。
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売られていたのはほぼ純粋なNaCl(塩化ナトリウム)。
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ミネラル(カリウム、マグネシウム、鉄など)が含まれていなかった。
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それ以外の塩は手に入らなかった。
2. 精製塩(NaCl)と病気の関係
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精製塩の普及期に胃がんと高血圧が増えた。
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一般には「塩は体に悪い」という認識が根付いたが、それはこの単一成分の塩(NaCl)に基づいた話。
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民営化(1985年)から15年後の2000年前後に胃がんの罹患率が下がり始めた。
3. 現代の天然塩は別物
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天然塩にはミネラルが含まれ、味もマイルド。
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製法(天日干し、満月・新月など)で味が変わる。
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いわゆる「塩」と言っても一括りにできない。
4. 塩分の過剰摂取が胃がんリスクを高める理由
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塩分の摂取が多いと、胃酸(塩酸)との関係で胃の環境が変化。
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胃酸が弱まると、ピロリ菌の影響が強まり胃がんのリスクが上がる。
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また、胃はタンパク質を分解する器官であり、塩酸と消化酵素が重要。
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食前に大量の水を飲む、植物油の摂りすぎなども胃の消化機能を低下させる要因。
5. 胃がんの罹患傾向の変化
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現在、日本では胃がんは減少傾向にある。
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一方で肺がん、乳がん、大腸がんなどが増えている。
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食生活や生活習慣の変化が影響していると考えられる。
✅ 結論:塩は「質」と「量」がカギ
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悪いのは精製された純NaClの過剰摂取であり、天然塩まで「悪」とは言えない。
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ミネラルを含んだ自然塩はむしろ体に良い面もある。
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胃がんや他の病気のリスクには、塩の種類・摂取量・消化環境のバランスが重要。
1. 塩と病気の関係
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昔(戦前〜昭和中期まで)は、自然塩(天然の塩)を使っていたが、胃がんなどの発生率は高くなかった。
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1985年頃の塩の自由化以前、日本では平均1日14gもの塩分を摂取していたが、それでも今ほど病気が多くなかった。
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一方で、精製塩(赤いキャップの塩など)は、ナトリウムのみを残し、他のミネラルを除去しているため、体に悪影響がある可能性がある。
2. 植物油とがんの関係
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現代では植物性油(特に精製されたもの)の摂取が増えており、それが胃がんや肺がん、腎臓病の増加と関連していると指摘。
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植物油が毛細血管に悪影響を及ぼし、腎機能が一度壊れると戻らないため、腎臓の悪化にもつながる。
3. 腎臓と塩の関係
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腎臓がすでに弱っている場合は、たとえ「良い塩」であっても摂りすぎはNG。
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まず油をやめることが最優先で、その上で塩の摂取に注意すべきと述べられている。
4. おすすめされる塩
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天然塩(自然海塩など):カリウムや他のミネラルが豊富。
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日本近海で昔ながらの製法で作られた塩が日本人には合っている。
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健康な人はたまに海外産の岩塩などを楽しむのはOKだが、基本は日本産を推奨。
5. 避けるべき加工食品
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ハム、ソーセージ、ベーコン、いくら、たらこなどには発色剤(亜硝酸ナトリウムなど)が使われており、胃がん・直腸がんのリスクが高まる。
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これらと精製塩の組み合わせは特に危険。
✅ 結論:どんな塩が良いか?
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おすすめの塩
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天然塩(自然海塩)
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日本の伝統的製法で作られた塩
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カリウムやミネラルを含む塩
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避けるべき塩
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精製塩(NaClのみの工業製品)
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赤いキャップなど、味のためだけにかけるような塩
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注意点
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腎臓が悪い人は塩よりもまず植物油を断つことが重要
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健康な人も塩の質を選び、量ではなく“質”に注目
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