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ごとうひろ美のブログ

アトピッコハウス株式会社

職場も自宅も鎌倉の私にとって、

都内へ行くことは小旅行であって、

電車に乗ることは情報収集の場でもある。

 

1か月ほど前の車中でみつけた広告は、

旅に持っていく小説を探していた私に、

絶好の一冊を提供してくれた。

内容もよく確認せずに注文したのは、

 

「楽園のカンヴァス」が好印象だった浜田マハの小説だったからだ。

がしかし、私の書籍選びは

そんな感じが多い。

そうやって巡り合った書籍から、

 

たくさんの感動をもらっている。

 

機内で読み始めてみると帯や裏表紙と、

小説のタイトルが一致しない。

疑問に思いながらページをめくると

鎌倉が舞台となっていることを知る。

 

粋なご縁に、心が小さく踊る。

 

読み進めてすぐに、心は鷲掴みにされた。

そして、不覚にも泣きそうになった。

 

泣くことをやめている私が、だ。

 

泣いて何かが解決するのであれば、いくらでも泣こう。

悲しくてて泣いたとしても、

悔しくて泣いたとしても、

 

生産的でないことが叩き込まれている。

そして感動を泣くことでしか表現できないというのも、

稚拙な気がしている。

だから、泣くことを計算されたフィクションが苦手だ。

 

ここで泣かせようとしている意図が、

透けてみえると気分が沈む。

 

そんな私が、小説で泣いた。

 

本を読んで泣いたのは、いつぶりだったろうか。

しかもノンフィクションではない。

 

久しぶりに文字の力を感ぜずにはいられなかった。

 

人は文章で感動する。

スピーチで空気を一変することもできる。

 

映像が流行りの今、

文字や文章は古臭い。

がしかし、やっぱり文字は映像を超えることもできるのだ。

 

来月から、縁あってスピーチを学ぶことになった。

これも勢いというか流れというか‥。

 

そんな私が、この小説を手に取るのも、

1つの流れと感じた。

 

ChangeはChance。

 

そう信じて、進んでいきたい。