今週に入りさらに暑くなりましたね!
ペットを飼っている方、気をつけてあげてください。
熱中症に注意しましょう(水中毒にも注意!)
意外に真夏よりもこの時期が危険なんです。『熱中症』!!!
人よりも地面に近く体の小さい動物たちには十分に暑いんです。
室内で飼われている小動物や自由に動き回れる猫は、比較的暑さに強いと言われますが、ここ近年は猫も熱中症で病院に担ぎ込まれてます。
さらに犬は倍増してます!よ~く注意してあげてくださいね
(今まで大丈夫だったからと思ってませんか?高齢になると更に危険度増します)
狭い車内や締め切った室内は『熱中症になる!』と考えておいてください!
例えエアコンをつけていたとしても、ちょっとしたアクシデントで消えてしまう可能性も・・・長時間留守にする場合は2重3重の備えを!!
エアコンの設定温度じゃなく、室内温度24℃以下!
犬は人間と違い汗をかくことができません。なので扇風機じゃダメなんです。
『熱中症』とは...
体温が上がり過ぎて体温調節できない状態です
犬(猫)の平均体温は38℃で,大型犬よりも小型犬の方が高めになっています
(幼・老犬,短頭種は特に注意が必要)
もしハァハァと息が荒く,グッタリとしていたり何時もより体温が高いと感じたら熱中症を疑ってください
さらに、鼻が乾いていると脱水も疑われます
実は熱中症は応急処置が重要
体温調節機能が正常に働いていないので,そのままだと体温は上がり続けてしまい,搬送中に悪化して手遅れになる事も多いんです
大事なのは,とにかく体を冷やす事!!
もし「熱中症かも!?」と思ったら,まず体温を測ります。
肛門に直接体温計を差し込むのがベストですが,無理なら後ろ足の付け根に体温計を挟んで安静にさせて計測します(体温計がピピッと鳴るまで)
ただし,付け根で測った場合は0.5~1℃低く表示されるので注意してください!
(28℃と表示されたら熱があるという事です)
▲体温が40℃以下の場合▲
涼しい所(とりあえず扇風機の前でもOK)で体温が38℃に下がるまで安静にさせます。
(体温が上がり続けるようなら,以下の応急処置を施してください)
この時,水分補給も忘れずに!
水だけだと吸収が遅いので飲みすぎてしまい『※水中毒』を起してしまう事があります!!
様子を見ながら少しずつ『経口保水液(水1L+砂糖40g+塩3g)』を飲ませましょう。
※【水中毒】・・・体は十分な水分が足りているのに過剰に水を摂取する事で体液のバランスが崩れ低ナトリウム血症を起こし、死に至る事もある中毒症状。朦朧としたり倒れるなどの意識障害を起こします。
特に水は吸収が遅い為、十分な量を飲んでいてもノドが渇いている気がして飲みすぎてしまう事が多いので、欲しがるだけ飲ませると危険な場合があります。吸収速度を考えて少しずつ飲ませるようにしましょう。
ちなみに、犬が一日に飲む水の量の目安は『体重1kgあたり40~60ml前後』と言われています(普段から100ml/kgを越す飲水量は過剰かもしれません。受診をお勧めします)
また、スポーツドリンクは塩分が少ないので添加するか,コンソメスープでも代用できます。
緊急の場合は具無しの味噌汁でも良いですが,ネギは厳禁!!
ただし、これらは緊急時だけです!!普段はお水で!!!
▲体温40℃以上の場合▲
とても危険な状態です!!
早急に応急処置を施し,落ち着いたら病院へ!!!
意識がある場合は水分補給(上記参照)も忘れずに!
≪応急処置のポイント≫
◎涼しい場所で安静にさせ,首・脇・足の付け根等に保冷材を当てて冷やす
◎体に水を掛ける。水風呂に入れる(ただし水が苦手な子は逆に危険)。濡れタオルで覆う
応急処置で体温が39℃まで下がったら冷やすのを中止し,安静にさせたまま自然に38℃まで下がるのを待ちます(体温調節が上手く機能していないと下がり過ぎる事があるので、冷やし過ぎないのもポイント)
平熱まで下がったら動物病院へ連れて行きましょう。
「体温が下がり元気になったから」と思っていても,臓器にダメージを受けている事があります。必ず獣医師の診察を受けてください。
また,意識が無い場合は応急処置(体を冷やす)を行いながら動物病院に連絡を取り,一刻も早く病院へ連れて行ってください!!
動転して応急処置を行わずに搬送すると,移動中に症状が悪化し手遅れになる可能性があります!
犬や猫に関わらず私達も含めて全ての生き物が気をつけたい『熱中症』
基本的な対処方法は人でも同じです。
そして、適切な処置と対応で悪化を防ぎ予防する事も大切です。
体温計が手元に無い外出中でも気付けるように、普段からペットの体温を覚えておいて下さいね。予防のために毎朝、無脂肪又は低脂肪牛乳を常温で飲ませてあげるのも効果ありますよ。
暑い夏を、一緒に乗り切りましょう!