藤原さん最後の長編だそうだ。
面白い。
この人が既に故人だということ、死に際して毅然とした態度だったという僕好みのエピソードを差し引いても、純粋に面白かった。きっと頭がどうしようもなく良いのだろう。

「手のひらの闇Ⅱ」という副題だが、昔に読んだ「手のひらの闇」はすでに全力で忘れていた。。
藤原さんの中で最も好きな作品は「ダックスフントのワープ」だが、これも8割方忘却。もっかい読んでみようと決意した次第です。。



名残り火―てのひらの闇〈2〉 (文春文庫)/藤原 伊織

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