まず、りりぽんの総選挙のコメントから:「たくさんいっぱい応援してくださって、ありがとうございました。20位一番うれしいです! 私は人として足りない部分がたくさんあって、そんな中このグループに出会って、皆さんの愛をくれて、一緒に青春してくれたNMB48メンバーも本当に優しくて、そんな大好きな大好きな皆さんに囲まれて、私は人の愛を知って、初めて人を好きになりました。
えっと…私、NMB48須藤凜々花は結婚します!! 」
次に、スポーツ紙に応えたコメント:「初めて会ったときから“好きだな”と思った。でも、その好きという感情がよく分からなくて。今は、“好き”ってこういうことなんだって思います。」
「格好良いとかで好きになるわけではない。ただ、好きになるから好きになるってことなので。(恋愛する前に)哲学で愛の本を読んでいても私は全く理解できなかった。」
「人を好きになって思ったのは、恋愛禁止のルールで我慢できる恋愛は恋愛じゃないんじゃないかと思ってしまいました。」
また、りりぽんの直筆のコメントでは: 「人を好きになるという気持ちも、グループに入った時はわかりませんでした。ただ、実際に人を好きになるという気持ちを知り、自分自身の中で、この気持ちとグループに対する気持ちをどちらも大切にしたいという思いになり、それが応援してくれる全ての方を裏切っているように感じて、ずっと心の中で葛藤がありました。
葛藤の中で、両方とも真剣な気持ちで向き合ってきました。私、須藤凛々花としてはみなさんに、きっちりと自分の口で伝えたいと思ってきました。勝手だとは思われるということは当然ですが、アイドルとしての私を支えてきて下さったみなさんに、報道が先走ってしまわないように、自分の口からお伝えしたかったので、総選挙という場でお話しさせて頂くことを選びました。」
これは、初めて恋をした女の子。恋は盲目、恋の前では哲学も何もかもが見えなくなるものです。いい年をした大人でも、そういう間違いを犯し、ニュースになることもあるくらいです。文学で言うと「ロミオとジュリエット」「椿姫」「嵐が丘」のヒロインのような状態。彼女の感情を止められるものは何もなかったのでしょう。愛と違って(愛には思索が必要)恋は我慢するのが難しいですね、とくに若いうちは。りりぽんも、聡明といっても、まだ20歳、人生経験も少ないですし、ある意味特殊な世界にいるわけですから。総選挙での発言も哲学者りりぽんではなく、一人の恋する娘のやったこと。おそらく、史上最大のサプライズだなんて認識はなかったのでしょう。正に、恋は盲目ですから、「家出」「駆け落ち」「心中」など極端な行動に走るのが特徴です。そう考えると、理解できます。
しかし、哲学者りりぽんの可能性が難しくなったのは間違いないでしょう。哲学とは個人的なものではなく、普遍性が要求されるものだからです。そういう意味で、残念です。