ここ数年、コロナ禍で思うように部活ができず、今までとは違う流れになってきました。
コロナ禍の影響と、私自身も歳を重ねてきたこともあり『指導における考え方も変わってきた部分🤔』もあります。
(攻防の切り替えをポイントとした3on3の連続)
でも、なかなか昔からの習慣が変えられない…、そんな一面もあります
ここ数年前から、『主体性』という言葉に意識が向くようになりました。
このコロナの影響も、時間と共に終息に向かうと思っています。
しかし、コロナ感染で生活様式も変化を余儀なくされ、その影響が色々な部分に出てくる…、というか、もう出ているのかもしれません。
その“波”は、部活動にも影響を与えると思います。
そんな背景もあるのかなぁ…“主体性”という言葉が、今の自分のテーマになっている感じがします。
前回の投稿でも紹介した本、今読みながら色々と考えているところです。
【選手主体の時短練習で花園へ】
<静岡聖光学院ラグビー部の部活改革>
(著書:佐々木陽平、竹書房)
この著書の題名にもある
『時短練習』という
“言葉”に目が行ったことがきっかけです。
私の学校は、部活動が盛んです。
いくつかの部活動が全国大会やブロック大会に出場します。(残念ながら、数年女子バスケットボール部は遠のいていますが…)
そんな環境下ですから、自然と「うちのチームって、練習時間・練習環境が整っている…」と思って活動してきました。
ですが…、よく考えると5団体で体育館をローテーションしているので、平日だと最大で2時間しか体育館が使用できない…。
土日にしても、最大で3時間程度しか使用できない。
それらの条件を補うために、遠征や、練習試合などを組み込んでいます。
でも…、現在コロナ禍で、その動きは“0”に近い状態…。
学校外施設を使用としても、他競技とのバッティング激しく、近隣でなかなか会場確保も難しい…。
そう考えると、うちのチームの練習環境・時間は、決して充実したものではない!ってことに、ここ最近気づきました。(普通なら、もっと早く気づくことなんですけどね…)
(状況判断を早くする。フッと下ひらめきで2on2を行う!)
そんな状況ですから、自分自身の指導方法や内容について、より効果的に選手を育成することができるようにシフトしないといけない…そんな気がしていました。
また、いつも思っていたことですが、
『選手が、自主的に取り組めるチームを作りたい!』
という思いがありました。
自分自身の導き方にも、多くの問題があると思うのですが、「やらされている感」が強くチームに根付いているようにも感じます。
と…、まぁ、そんなことを考えながらフラ〜っと本屋さんにいったら、この本にで出会った!ってことで現在読んでいます。
(ボールプッシュを意識、全体視野を確保して、良い選択を!)
ここまで読んで注目している点はコレ!
☆時短練習の“3本の柱”
①ゲーム(試合形式)中心の練習
②フォーマット化されたミーティング
③指導者が下級生にコミットする
時短練習で成果を出しているチームの共通点には、いくつかあるようです。
その中でも、佐々木監督が注目した部分は・・・
『“ゲーム(試合)”と“ミーティング”が練習の中心になっている』という部分でした。
ここで私の感覚に一番引っ掛かったのは…
『ゲーム(試合形式)』というフレーズです。
実は、私の練習メニューで『ゲーム(試合形式)』ってのは、ここまでほとんど行ってきませんでした。
特に、うちのチームの練習環境や時間が整っていない…と、感じれば感じるほど、ゲーム(試合形式)のメニューを行わなかった。
(チャンスを感じたら、ドライブを仕掛けましょう!)
どちらかというと、『習得させる』ことにフォーカスした練習メニューが多かったです。
“時間がないから…⏳”、個人のスキルを習得させる、チーム戦術を習得させる、“型”を習得させる…という部分に重きをおいて練習してきました。
その方が、試合では良いプレーが出るのかなぁ〜と思っていました。
その分・・・
ゲーム(試合形式)については、練習ゲームや、カップ戦に出場する回数を増やし、トレーニングしてきていました。
自分自身、頭の中に“練習時間が短いから、ゲームよりも部分的な練習を行い、強化しよう!”という意識が強かったです。
佐々木監督のように、練習時間がないから
『ゲーム(試合形式)』を中心にする…
そういう発想には至りませんでした。
この部分については、新たな発見でした!
私自身、見方を変えないといけないいけない部分だと思いました。
(チャンスを感じたら、積極的にドライブを仕掛けよう!)
まだ、読み始めて間もないので、断片的な部分しか理解できていませんが、本の内容を実践していくことで、『主体性』で行動できるチームができそうだなぁ〜と思うことも多いです。
もう少し、色々な角度から読んでみてコロナ禍明けには、新しい取り組みを入れ、インハイ予選に集中してみたいと思います。
活動休止前に行い伸ばしてきた、局面打開能力を発揮できるように練習を組み立てたいと思います。
ここから新しい部活動に変化していく、その中で“今のニーズ”にあった形を模索していきたいと思います。