残り火~50代

残り火~50代

まだ残っていた誰かを好きになる気持ち
色々あったけど、また1人に戻って
新しい恋をして
初めて気づく事など
歳を重ねて行く中での思いなど残していけたら

今回は両親の話


今年2月の事

父が体調が悪くなり入院

そして1ヶ月弱で退院

退院の時お迎えに行きました

あんなに元気そうだったのに

車椅子に座って虚な表情

しかもおしっこを貯める袋まで

ついています

私の事は分かるものの

会話がなかなか成り立たない

その後実家でおしっこの管を自分で切って抜いてしまいました滝汗

ケアマネさんとの話し合いで

色々ヘルパーさんに来てもらっていましたが、

今度は母が家の中で転び大腿骨骨折入院ゲッソリ

家に父だけではとても無理な状況で

母が退院してくるまで施設にお世話に


誰もいなくなった家

私の母は家事ができません

掃除はまったく

父がしっかりしていた頃は父が

掃除をしていました

物が床に、ゴミも片付けない家の中は

遂に虫もやもやがわくしまつ

掃除や片付けをしようとすると

母はとても怒るのでもう放っておくしかないかと思っていましたがとにかく虫は衛生的にも困るし

家の片付け両親が亡くなった後

結局は私が片付けなければならないなら

入院、施設2人が居ないうちにやってしまおうと

考えました

しかし、虫が苦手な私とてもこんな酷い状況で1人では無理

彼は

そっちに行きたいけれどにゃんが

いるので私と交代して俺が片付ける

と言ってはくれました

けれど交通費やレンタカーの費用を考えたら

片付けや掃除の業者さんに頼んだ方が

良いと結論

ほとんどの物を捨て掃除ととんでもない費用

少しでも安くする為に1人バルサンを2度焚き

衣類だけ45Lゴミ袋46袋友達に手伝ってもらって捨てました

そして40万近くのお金札束をかけて

片付けと掃除してもらいました


それから半月後父が帰って来ました

家に帰ってきてからは車いすも使わず

トイレにも自分で行けるようになり

本当に安堵しました

その2週間後母が退院してきました

もう2人で暮らして行けないのではと

思っていたので良かったなぁと

思っていたらなんと!

父が母を覚えていない!?

話をよく聞くと父は妄想の世界

にいまして、母は自分を置いて出て行った人

の設定で

今更帰って来ても一緒に住めない

俺は出て行く


もうえーっポーンて感じでした

それでもヘルパーさんが朝昼晩と

きてくれて父も話を聞いてもらい

少しずつ落ち着いてきて

先日は私が母の事を聞いたら


随分昔に亡くなりました


だってニヤニヤ

それを聴いていた母は笑っていたので

まぁよしとするか

昨日は私に父が母の事を

お母さんに聞いてとか

おいって呼んだり前と同じ感じには

なっていました


それから掃除するのをあんなに嫌がっていた

母ですが、お礼はないももの片付けた事は

怒っていませんでした

(前もって母が捨ててほしくないものは聞いてキチンと保管してあったからかもしれませんが…)


ほんと次から次と色々

気持ちも下がり下がりちと上がり

そしてまた下がりと…


でもここに来てようやく少し

落ち着いて来ました


今回も彼、友達、お片付けの業者さん、

ケアマネさんをはじめヘルパーさんや病院、施設の方々たくさんの人に助けてもらって

なんとか乗り越えました

とても私1人ではできないことばかり

ほんとうにありがたい事です