最近、『自分の活かし方』について考えている。
以前、お友達が集まって、「互いをどう思っている(どう見えている)か」というのをやったことがあった。
そこでの私の印象は「優しい」、「可愛い」がほとんど。
それを受けての、私の心の中の感想。「優しくないから、むしろちょっと性格悪いから」、「可愛くないよ。なんならすぐ怒るから」。
その時、取りまとめていた方が言ってくれたこと。
「しんくん。今、心の中で思っている自分と、みんなの目に映るしんくん。どっちも真実だよ」。
「?」。
意見を押し付けられることなく時は流れ、今。
何だかわかる気がする。
人間は多面体だ。
みんなの目に映る「優しい、可愛い」私も私の一面。私の内面で猛り狂う暴力的な私も私の一面。
そして、どの自分が自分の中で光輝く自分なのか?ヒントは私の人生に転がっていた。
小学生の時。毎日のようにソフトボールをしていた私。
7番・ファースト。打撃が苦手で、ファースト守備のみが滅法得意だった私のベストポジション。ヒットのほとんどがバントヒットか内野安打。
それを目に止めた地元町会のソフトボールチームの監督が「守備が上手い奴がいるとチームが締まるからうちに来ないか」と、誘ってくれた。
中学生の時。当時の相撲部の顧問の先生が、わざわざ家まで勧誘に来てくれた。
先生曰く、「君は下半身が安定している。負けない相撲、守備型の相撲を取れると思う」と。
当時は何を言っているのかまったくわからなかったし、何よりまわしが嫌で相撲部には入らなかった。
現在。「しんさん。奥さんと一緒の写真。いい顔してますね」。
ふむふむ。今まで何か守備って地味な気がして嫌だったが、僕の適正・属性はどうやらおそらく『守備型』。「守る」時に、光を放つようだ。
守備型の目標として思い浮かぶのは、漫画・キングダムの蒙ゴウ将軍。
彼は、他の将軍に比べ武力が劣る。その劣る部分を、柔軟な人事配置と部下を信じる力で補う。「守備」を徹底して重んじ、守って守って勝機を見いだす。
これもこれで、とっても素敵だ。と、今の私は思える。
100%の確信はないが、これを胸に進んでみたい。
私は守る人。