これは僕が高2のクリスマスの出来事
その年はなんの予定もなく一人で布団に包まってキックザカンクルーのクリスマスイヴラップをひたすら聞こうとするハズだったのだが、なぜか僕は今
地区センターに呼び出しをくらっていた。
僕がこんな日に呼び出しをくらってなおかつ応じる相手…
そんなヤツは一人しかいない
そう
大魔王だ……
なぜか僕は大魔王に呼び出しされポップコーン顔の友人と地区センターにいた
不安しかない
「いやーワリィなこんな日に呼び出して!」
平謝りの大魔王、そんな大魔王の手にはなぜかシャーペン
なんだろう、
かつてないパターンのイヤな予感がする
「実はさ、今日までに提出しないといけない宿題がいっぱい残っててさー、これ終わらせないと俺留年なんだよねー……
だから手伝ってくんね?」
なるほどな……
イヤだよ!!
「え!?俺留年しちゃうよ?」
いやいや関係ないわ!
なにが悲しくてクリスマスに宿題やんなきゃ行けないんだよ!
そんなこんなで数分の口論はしたものの、どうせ暇だろ?とメシ奢るから!の二言に負け(+圧倒的武力に負け)僕らは聖なる日に宿題をすることになった
んで宿題って何やんだよ?
「数学なんだけど、もう答えは友達から貰ってあるからそれを丸写ししてくれればいいからさ!」
そういい大魔王は僕らの目の前にプリントを置いたのだが、このプリント
茶封筒がピンと直立するくらいの量なんですが…
この瞬間はマジで大魔王に見えた
なんで⁉︎なんでそんな宿題貯めんだよ⁉︎
「いや、ずっと明日やろうかなって思ってたら気が付いたらつい☆」
もうそれテンプレなダメなヤツじゃん!!
サンタさん…今年たくさん悪いことしたかもしれません、
だからってこんなプレゼントはいらないよ!!!
こうして3人は黙々と答えを写す作業が始まった
何の希望もなくひたすらこなす地獄のような作業
しかも字を大魔王に似せなければいけないハードモード
最初の数ページ
マジでダッシュで帰りたかった
しかし、かなりの長い時間ハードモードをやってくうちに奇妙な一体感が発動し終わる頃には大魔王への不満は消えまるで自分の宿題を終わらしたかのような感動が(笑)
そしてそんな思いの中僕らはなんとか終わらせ大魔王の学校にプリント届けに行って気付いたらもう夕方に
一体感はあれど宿題をやってたことでもう僕たちはストレスを発散したくてしょうがなかった
なので
そっからは全力で遊ぶことにした
クリスマスイベント盛りだくさんのベイサイドに行きクレープ片手に物色しまくり
騒ぐだけ騒ぎ
人工雪を見ながら男3人はクレープをひたすら頬張り
ゲームセンターで遊び回る
そんな最終的には弾けまくってドタバタしたクリスマス
うん、悪くないな
最初は地獄だと思ったけどこんなドタバタなクリスマス良いじゃないか!
いや、むしろ最高だよ!
そんないい気分の中、家に帰りふとmixiを見てみると好きな子は彼氏と仲良くクリスマスを満喫してたみたいだ…
ふぅーん……
そうなんだ…
さっきまであんなに楽しかったのに
なんで涙が出るんだろ…
うん、クリスマスイヴラップ聞こ…