これは前回の特別企画シローverの時に話した仮面ライダーのオーディションを落ちた数ヶ月後の話し


僕は小さい頃からずっと仮面ライダーを観てきた、1号から電王まで寝過ごして観れない日などあったが作品自体は全てを観てきた。

しかし産まれて初めて作品自体を観ないライダーが登場した


その仮面ライダーの名は



仮面ライダーキバ


なぜ観ないか?
答えは簡単だ



オーディションに落ちたからだよ!


優雅にバイオリン弾きやがって…

悔しくて悔しくてたまらない


しかしそんな僕にもチャンスが巡ってきた

数時間前マネージャーから仕事の電話

内容は

仮面ライダーに変身する前の主人公をボコす役




ふ、ふ、ふ…

ふ…

はーはっはっHAー!!

神様ありがとー!

遂にこの手で憎きライダーを葬り去れる!

もはや怪人のオーディションなら間違いなく受かりそうなテンション

小さい役?

そんなの関係ない!

憎きアイツを倒せるならなんだって良いわ!
そしてこのテンションのまま遂に撮影日を迎えた



当日他の人とは明らかに違うベクトルにテンション高い僕は着替えをし待っているとあの男と早速出会うことに

そう瀬戸康史さん登場


もうね、一目で気付いたよ



圧倒的にカッコ良かった…

ライダー顔(瀬戸さん)と、そうじゃない顔(僕)との差がね…



しかし、そんなこと今はどうでもいい

あのベビーフェイスをこの俺様がギッタンギッタンにしてやるわ!!!


闘志を燃やし、いざ撮影!


よろしくお願いしまーす!

闘志むき出しは流石にまずいので元気に挨拶
すると瀬戸さんはわざわざ寄ってきて

「よろしくお願いします、それでこのシーンなんだけど」


は、話してキター!!?

いやいや挨拶まではわかる!
けどシーンについて話してきただと…


こんなちょろっとのシーンなんていつもスタッフさんに言われてお互いそれを合わせて終わりみたいな感じなのに!

どんだけ向上心あんだよ、、、
てか話してたらチョー良い人じゃねぇかよ…

んで肝心の撮影はどうだったかって?



スゲーやりやすかったよ(泣)



もうね顔で負け、芝居で負け、あげく器で負け




完敗だよ


なに?ライダーって地で器デカイ人じゃないとなれないの?

なに?この僕の逆恨み感?(逆恨みです)
僕スゲーピエロじゃん?

なんでイヤなヤツじゃないんだよ!

イヤなヤツなら嫌いになれたのに、良い人過ぎて自分の小ささが浮き彫りになる…


そんな撮影中
僕の心が完全に折られることが
外から観てる一般の子供に


「ママーあのお兄ちゃんライダー苛めてるよー」

「そうねーきっと怪人なんじゃないかなー?」

「ライダー負けないでー!」




エッオー




俺がなりたい子供のヒーローからドンドン遠ざかってるよー(T□ T)!!


お母さん適当に言い過ぎですよ!


それから数年後
色んな仮面ライダーを観てきた
バーコード、探偵、パンツ一枚、座薬番長、フルーツ、見逃した回はあるが作品自体は全部観ている

しかし今だに観てないライダーがいる


そう仮面ライダーキバだ。


きっと僕は永遠に観ないんだろうな、、、


興味ある方はぜひ、複雑な心境でライダーをボコす僕をご覧下さい

器デカイ人になろう…