ウェルメイド・プレイ #3
夏休み。この日は1年生が中心となった創作劇の練習が行われていた。全体練習を終えると、遼たち1年生は図書室でミーティングを行うことにした。『お疲れ様でした』「お疲れ様でした〜」『今日の練習はどうだった?まずは紗耶から』紗耶「なんだろう………やっぱり、まだあがり症なところがあるから、そこは改善しなきゃって思った」金川紗耶。1年生のおしゃれ番長。モデルのようなスタイルの持ち主で、美波に憧れて演劇部に入った。遥香「舞台に立ったら、完璧に覚えてたはずのセリフが飛んじゃって………」賀喜遥香。プロ並みのイラストの技術の持ち主。出演のほか背景やデザインも手がける。真佑「私はぁ、いつも通りだったかなぁ」『それじゃ参考にならないよ』あはは………田村真佑。1年生随一のマイペースキャラにしていじられ役。聖来「前よりはマシになったかな、でもまだまだだけど」早川聖来。成績は学年トップクラス。元子役という経歴を持ち、今回の主演女優。慎太郎「女性がメインだからこそ、俺がスパイスにならなきゃいけないとは思ったけど………」佐野慎太郎。今回唯一の男性出演者。演劇は高校デビューであり、まだ発展途上。そして、聖来「遼は?」『………見直さないといけないところがありすぎる。自分がなんか情けないよ』祁答院遼。今回の脚本担当。慎太郎「そんな後ろ向きになるなよ」真佑「そうそう、自信持ちなって!」『うん………』ーーーーーーーーーーーーお疲れ様。1年生全員「お疲れ様です!」美波だった。3年生の引退後、新しく部長になった。副部長には史緒里が就き、新たに新生演劇部が立ち上がった。美波「仲良く話し合い?」この人の考えは読めない。この言葉もどういう意図があるのかわからない。『まあ………そんなところです』「ふーん。ねえ、遼」『はい?』「終わったら部室に来てくれる?」『……………はあ』「それだけ。じゃあね」