ウェルメイド・プレイ #82
『俺、小学校の時にこっち に引っ越してきたんですよ』「そうなの?」『はい。『祁答院』っていうのは鹿児島に多い名字で』「へぇ…………」『小学3年生の時でしたね』「作品を書き始めたのはいつ?」『本格的にやってみようかなって思ったのは小6くらいですね』「早くない?」『小6の時、読書感想文がコンクールの最優秀賞取っちゃって』「ふーん。その時から才能あったんだ」ーーーーーーーーーーーーーーーーーー「私はね、中学生の時に純奈さんの出てる舞台を見に行ったの。それが私が演劇にのめり込んだきっかけだったかな」『へぇ………じゃあその時から、乃木坂高校に行くって決めてたんですか?』「うん。あんな人みたいになりたいなって思って」『そうだったんですか……………』「でも、現実は甘くなかったね。なかなか上手くいかないし、同期にも上手な子がたくさんいるし」『……………』「正直ね、もうやめようかなまで考えてた」『えっ、』「でもやっぱり楽しかった。演劇から離れるなんて考えられないって、そう思ったね」ーーーーーーーーーーーーコンコン。