タイで工場を建設する

タイで工場を建設する

タイに進出している日本のゼネコンに勤務して工場建設の現場管理をしています。

タイに進出している日系ゼネコンで働いています。

最近は工場建設に関する記事が少なくなってしまいましたがまじめに仕事しています。


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タイのローカルゼネコンの情報です。



シノータイ

Sino-Thai Engineering & Construction Public Company Limited

บริษัท ซิโน-ไทย เอ็นจีเนียริ่ง แอนด์ คอนสตรัคชั่น จำกัด (มหาชน)



タイのゼネコンで売り上げ3位。イタリアンタイと同じく、高架鉄道や高速道路・電気事業などのインフラ事業に強いタイ証券取引所(SET)上場会社。

売り上げ2位だと思っていたのですが、実はチョウカンチャンの方が売り上げが多いようです。



基本情報

資本金       10億2400万バーツ

本社所在地    

32/59-60,29-30 Floor,Sino-Thai Tower, Sukhumvit Soi 21, Asoke Road,
Klongtoey-Nua, Wattana,   Bangkok 10110





 


2015年売り上げ額


建設関係 182億バーツ

その他   7億バーツ


合計 189億バーツ


イタリアンタイと同じく、インフラ主体で、建築関係の粗利も10%近い


受注内訳


公共工事 40.6% 民間工事 59.4%

インフラ工事 46.5% ビル建設工事 23.4%


従業員数(2015年現在)

記載なし




投資家向けの資料には役員の写真やプロフィールがひつこいほど多い割りに、従業員数などはありませんでした。

会社の人材は宝といった企業風土では無いような雰囲気をかもし出しています。


特定の政党とのつながりが深い会社で政権によって受注高が大きく左右されるようで、現在の軍事政権ではチョーカンチャンに遅れを取っているのだと思います。







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タイのローカルゼネコンの情報です。



イタリアンタイ

ITALIAN-THAI DEVELOPMENT PUBLIC COMPANY LIMITED
บริษัท อิตาเลียนไทย ดีเวล๊อปเมนต์ จำกัด ( มหาชน )



タイのゼネコンで売り上げ1位。高速道路・高架鉄道などインフラ事業に強いタイ証券取引所(SET)上場会社。

社名はイタリアンタイですが、資本および経営者はタイ人で、タイだけでなく周辺国でも公共工事を中心に建設プロジェクトを請け負っている会社です。



基本情報

資本金       63億3500万バーツ

本社所在地    

2034/132-161 Italthai Tower New Petchburi Road, Bangkapi,Huay Kwang,Bangkok 10310



2015年売り上げ額


建設関係 450億バーツ

その他   26億バーツ

営業外   44億バーツ

合計 520億バーツ


2015年の株主向け資料によると、建設関係のコストが410億バーツなので、建設関係の粗利益がなんと10%と非常にうらやましいです。


日本のスーパーゼネコン大手5社(清水・竹中・鹿島・大成・大林)は年間売り上げ1兆円を超えることを考えると規模は小さいです。



受注内訳


公共工事 53.2% 民間工事 46.8%

タイ国内  63.0% 国外工事 37.0%


従業員数(2015年現在)

27,317名(技術者1789人)

恐らく20000人ぐらいは直接雇いの労働者かと思います。



以上の数字から見て、イタリアンタイは公共事業が中心のゼネコンです。

このところタイ全体の景気が悪く税収が不足しているため工事が減っており多くのエンジニアが工事が無く本社などで待機しているらしいです。







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タイの田舎に家を建てるシミュレーションシリーズの最終回です。(全20回)


タイの田舎に家を建てる (1)  条件設定

タイの田舎に家を建てる (2)  屋根材

タイの田舎に家を建てる (3)  天井高

タイの田舎に家を建てる (4)  床高さ

タイの田舎に家を建てる (5)  基礎杭

タイの田舎に家を建てる (6)  浄化槽

タイの田舎に家を建てる (7)  塀
タイの田舎に家を建てる (8)  躯体

タイの田舎に家を建てる (9)  鉄骨

タイの田舎に家を建てる (10) 屋根形状

タイの田舎に家を建てる (11) 屋根施工
タイの田舎に家を建てる (12) 外壁

タイの田舎に家を建てる (13) 窓
タイの田舎に家を建てる (14) 床

タイの田舎に家を建てる (15) エアコン

タイの田舎に家を建てる (16) 電気設備

タイの田舎に家を建てる (17) 内装

タイの田舎に家を建てる (18) 庭

タイの田舎に家を建てる (19) 建築金額



過去記事は上記リンクを参照ください。



最終回はこれまでのまとめです。



これまでの要点

★正方形の家にすることでコストダウン、構造的安定向上

★屋根の勾配を多く取り防水・断熱効果向上

★屋根断熱(瓦の下に断熱材)を採用し、断熱効果向上

★基礎はべた基礎を採用し、安定性向上(コスト増)

★大き目の浄化槽により浄水効果と排水の臭い低下

★柱・梁の鉄筋を増やして強度向上(コスト増)

★屋根は方形タイプとし、デザイン性向上(コスト増)

★エアコンはインバーターエアコンを採用しランニングコスト削減(コスト増)

★照明はLED照明を採用しランニングコスト削減(コスト増)



ボツになった案

今回の「タイの田舎に家を建てる」シリーズは、実際に家を建てたのではなく、あくまでシミュレーションではありますが、実際に自分で家を建てるつもりでしっかり計画してみました。


アイディアはたくさんあったのですが、調べていく上でボツにしたものもたくさんあります。



●屋根の上にスプリンクラーを設置し、屋根裏温度を低下させる

屋根に散水すれば屋根の上で水が蒸発する際に気化熱を奪うことで屋根裏の温度低下を検討しました。


温度低下の効果が少ないことと、屋根に配管を固定するにはビスで屋根材に穴を開けないといけないので漏水の危険が増すために却下しました。





●雨水を貯蔵して有効利用

雨水を貯蔵するタンクに屋根の雨どいの配管を接続し、雨水の有効活用。

貯蔵タンクには椰子ガラ、木炭を敷き詰めて循環させ、浄水する。


貯水タンクにぼうふらが発生する恐れがあるのと、水の圧送や循環にポンプが

必要なので電気代に見合うメリットが得られないため却下。





●野外に生ごみ自然分解タンクを設置し、台所からダストシュートでつなぐ

台所から直接野外の生ごみ自然発酵分解タンクに捨てて、ごみの削減と家庭菜園の肥料製造を検討しました。


タンクからの臭いとハエ侵入の遮断が難しく、断念。




●庭で大量の蚊嫌草栽培
蚊がにおいを嫌って近づかないという蚊嫌草(ローズゼラニウム)を庭で大量に栽培してか蚊が家に近寄らないようにする。


ネットで調べるとそれほど効果が無いらしいので却下。今後、入手元を探して栽培してみる。




●自分しかしらない秘密の部屋

本棚の隠しスイッチを押すと本棚が動いて奥に部屋が出現。

本棚を動かす動力が大掛かりなので、鏡を手動で開ける(パスワードロック)方法なら有りですが、間取りを修正して作った2m x 2m 程度の空間で何をしたら良いか思い浮かばなかったので却下。





今回のシリーズの反省など

建設業に関わって16年ほどですが、住宅については未経験です。したがって今回の内容におかしな点があると思うので、時間があれば調べた上で記事を修正していく予定です。


そもそも私は

★虫が嫌いなので田舎に住めないかも

★日本食をたまには食べたいのでバンコク周辺に居たい

★焼酎は毎日でも飲みたいが田舎では恐らく売っていないだろう

★バンコクの夜の街が好きだが、田舎のローカルカラオケで満足できるか


といった理由でタイの田舎に住むのが可能なのか不安です。

たとえ住めたとしても、幸せな生活がおくれるか不安です。


それ以前にそもそも嫁がタイ人ではないので、土地が買えない。


したがって「このシミュレーション」は実現しないでしょう。





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タイの田舎に家を建てるシミュレーションシリーズの19回目です。(全20回)



タイの田舎に家を建てる (1)  条件設定

タイの田舎に家を建てる (2)  屋根材

タイの田舎に家を建てる (3)  天井高

タイの田舎に家を建てる (4)  床高さ

タイの田舎に家を建てる (5)  基礎杭

タイの田舎に家を建てる (6)  浄化槽

タイの田舎に家を建てる (7)  塀
タイの田舎に家を建てる (8)  躯体

タイの田舎に家を建てる (9)  鉄骨

タイの田舎に家を建てる (10) 屋根形状

タイの田舎に家を建てる (11) 屋根施工
タイの田舎に家を建てる (12) 外壁

タイの田舎に家を建てる (13) 窓
タイの田舎に家を建てる (14) 床

タイの田舎に家を建てる (15) エアコン

タイの田舎に家を建てる (16) 電気設備

タイの田舎に家を建てる (17) 内装

タイの田舎に家を建てる (18) 庭

タイの田舎に家を建てる (19) 建築金額

タイの田舎に家を建てる (20) まとめ



過去記事は上記リンクを参照ください。



今回は建築金額です。



建築金額の前提

このシミュレーションは、自分で計画・設計・管理しつつ家を建てるものなので、設計費用や自分の人件費は含まれません。

工期も決めず、好きなときに好きなだけ仕事をします。

工事内容によっては業者に任せるところもあれば、自分や直雇いのワーカーで作業するのでかなり安くなるはずです。


現在は日系ゼネコンで「がっつり」仕事をしており、この3週間は1日も休まず仕事をしています。(ブログを書くのは片道2時間の通勤の車の中)

そんな状況で家を建てる暇は無いので、実現はかなり先です。



建築金額


項目 単位 数量 単価 小計 備考
仮設費 1 300,000 300,000 重機・電源・足場
コンクリート m3 52 2,300 119,600 以下材工
型枠

m2

180 350 63,000
鉄筋 kg 6,200 20 124,000
鉄骨 kg 3,800 55 209,000
鉄骨塗装 m2 190 100 19,000
屋根材 m2 240 600 144,000
屋根断熱・防水

m2

240 200 48,000
CB壁 m2 270 1,200 324,000
天井 m2 200 850 170,000
外装塗装 m2 210 250 52,500
内装塗装 m2 410 150 61,500
巾木 m 120 200 24,000
set 12 12,000 144,000
出窓 set 1 110,000 110,000
木製扉 set 5 14,000 70,000
玄関扉 set 1 24,000 24,000
ガラス戸 set 1 23,000 23,000
床タイル m2 280 800 224,000
壁タイル m2 120 700 84,000
内装・躯体 雑費 set 1 80,000 80,000
設備関係




照明 set 20 2,200 44,000 蛍光灯・ダウンライト
電線 m 4,000 12 48,000 屋外・屋内
スイッチ、コンセント set 30 260 7,800
給水 set 1 56,000 56,000 パイプ、蛇口
トイレ設備 set 2 13,000 26,000 シャワー、洗面込み
排水管 m 400 200 80,000
エアコン set 8 33,000 264,000
電気・設備その他 set 1 140,000 140,000 コンジットパイプ等
浄化槽 set 1 40,000 40,000
外構関係




外壁 m 95 2,000 190,000
正面フェンス m 20 2,900 58,000
門扉 set 1 35,000 35,000
駐車場屋根 set 1 45,000 45,000
屋外舗装 m2 120 550 66,000
植栽 set 5 6,000 30,000
屋外給排水 set 3 11,000 33,000
ベランダ屋根 m2 80 1,350 108,000
外構その他 set 1 50,000 50,000






許可申請その他 set 1 40,000 40,000
電電引き込み set 1 45,000 45,000 保証金別
予備費 set 1 130,000 130,000






合計金額


3,991,800 バーツ



金額について

建築面積220m2に対して約400万バーツと1m2当たり18,000バーツとなります。

これは庭や塀・駐車場の費用やエアコン代を含めたものなので、かなり安くなったと思います。


予備費やその他は細かい項目や、積算漏れが不安なので加えました。

下請けから見積もりをとったわけではないのと、時間が無くて細かいところが詰めていないのがあるので、最終的に10-5%ぐらいは削減出来るでしょう。





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タイの田舎に家を建てるシミュレーションシリーズの18回目です。(全20回)


タイの田舎に家を建てる (1)  条件設定

タイの田舎に家を建てる (2)  屋根材

タイの田舎に家を建てる (3)  天井高

タイの田舎に家を建てる (4)  床高さ

タイの田舎に家を建てる (5)  基礎杭

タイの田舎に家を建てる (6)  浄化槽

タイの田舎に家を建てる (7)  塀
タイの田舎に家を建てる (8)  躯体

タイの田舎に家を建てる (9)  鉄骨

タイの田舎に家を建てる (10) 屋根形状

タイの田舎に家を建てる (11) 屋根施工
タイの田舎に家を建てる (12) 外壁

タイの田舎に家を建てる (13) 窓
タイの田舎に家を建てる (14) 床

タイの田舎に家を建てる (15) エアコン

タイの田舎に家を建てる (16) 電気設備

タイの田舎に家を建てる (17) 内装

タイの田舎に家を建てる (18) 庭

タイの田舎に家を建てる (19) 建築金額

タイの田舎に家を建てる (20) まとめ



過去記事は上記リンクを参照ください。



今回は庭です。






タイの田舎の土地は安いので、日本に比べて広い庭を持てます。

庭をつくるにあたって家の建築工事の時点で配慮しておくべき内容および庭にあると便利な設備を計画します。



庭の排水

スコールのような集中的な大雨が多いタイの雨季ですが、庭の排水対策を最初から考慮しておかないと、大雨の後は庭がぬかるんで数日間出られなくなるかもしれません。


★庭全体に勾配をつけて水を流す

排水溝を周囲にめぐらすのが最も良いのですが、コストがかかるので雨水を排出しても問題ない方向に向かって庭全体に勾配をつけます。

勾配の一番低い面に目の粗い砂利を敷き、地中に排水管を埋設して水が溜まらないようにし、蚊の繁殖を防ぎます。


★屋根からの水

ふつうは屋根の端部に雨どい(横とい)を配置するのですが、日本のように地下に雨水排水管が無いので雨どいは設置しません。

屋根から水が落ちる範囲はコンクリートブロックで舗装して地面が削られたり、ぬかるみが出来るのを防ぎます。


★洗車場や手洗いの水

洗剤などが混じった水については地下配管にて浄化槽に流します。



植栽

タイは赤道に近い分西日が強烈で、特に5-9月は日没時間が遅く、夜の7時ぐらいまで西日が部屋にさすようになります。

部屋の西側に背の高い木を数本植えて対処します。

タイで縁起が良い木とされ、葉っぱがよく茂るไม้พยุงマイパユン

(幹の太さ15cm 高さ3m で6000バーツ/本)

また、1月から4月にピンクの花を咲かせるชมพูพันธุ์ทิพย์チョンプーパンティップ

(価格はマイパユンとほぼ同じ)



マイパユン



チョンプーパンティップ


*今回の家の配置では、建物がじゃまで重機や自動車は中に入れません。

したがって着工直後に木を植えなければなりません。



水道

○洗車用(正面側の駐車場横)

○手洗い兼植栽散水用(庭側)
排水は浄化槽向けに地中配管。排水が詰まり易いので配管の折れ曲がる部分には清掃・点検用桝(200x200x300)を設置。




その他

庭の中央部分にバーベキューをするスペースを造るのですが、何もせずに土の状態だと


▲雨の後は数日ぬかるむ

▲ぬかるんだ後に歩くと足跡やでこぼこができ、さらにそこに水がたまる

▲雑草が生えて虫や蛇が住む


といったことが考えられるので、土にセメントを混ぜて「たたき土間」のようにします。

ただ土にセメントを混ぜてもあまり効果が無いので以下の対処をします。


★範囲を決め、周囲を幅10cm、厚み15cm(地中10cm表面5cm露出)のコンクリートかレンガ縁で仕切る。

★中央を高くし、周囲に向けて勾配をとる

★庭の土に対して同量の砂を混ぜ、セメントは1m2に10kg程度、深さは30cm








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