「しばらくぶりでした。その弐」とします。
11月7日、西の京病院でペット検査を受け、左肺以外に転移はないことが分かり、ひと安心しました。
この間、父はずっと病院に行くときは付き添ってくれていたのですが、私は自分のことよりも父がショックを受けているのではないかと、そちらの方が気になってきていました。
あとで聞いた話ですが、叔母にはかなり落ち込んだ姿を見せていたそうです。
11月12日、腫瘍細胞を採取する生体検査のために一泊の入院をしました。
細胞を採って、生体検査をし、悪性か良性を判断し、正式な診断を下すということでした。
この時点では、まだ診断が「左肺ガンの疑い」ということでした。
また、悪性かどうかによって、手術して切除する範囲も変わってくることもあるとのことでした。
検査を担当してくださった先生は若い方で、検査前に丁寧な説明をしてくださいました。
「息はできますが、おぼれているような感覚です」
苦しさは覚悟して検査室に入りました。
腫瘍のある場所が心臓に近く、その周辺にも太い血管が通っているため、危険だと判断した場合は、中断するかもしれないことも聞いていました。
普段から物を通すことのない気管に内視鏡を入れるわけですから、とても苦しかったことを憶えています。
ただ、のどを通ってしまえば何ともなかったのが不思議で、場所が場所なだけに今度はちゃんと採取できているのかが心配でした。先生や看護師さんたちのやりとりはすべて聞こえていましたので、順調なのかどうかは雰囲気で感じ取ることができました。
「6個採れましたので、これから病理にまわします」
これで、一時間近くかかった検査が終わり、正式な診断が出ると思っていました。
翌日の13日に退院。
「結果や今後のことについては15日にお話ししましょう」
一泊の入院で、そう疲れることもなく、週明けの月曜はいつものように出勤しました。
「しばらくぶりでした。その参」へつづく・・・