8月の終わりに父と二人で、久しぶりに奈良を訪れました。
奈良国立博物館で開催されている特別展「聖地 南山城」をどうしても観たくて、父を誘いました。
二年前の春に、「聖徳太子展」を観て以来です。
JR奈良駅からぶらぶら歩いて行ったのですが、二年前とは違って、とにかく人が多い。
とくに外国人。
あのときはコロナ禍でしたから、奈良公園も閑散としていました。
奈良公園に至るまでに、汗だくになりました。
五重塔が修理されるとのことで、記憶に留めておこうと思いました。
保存修理の完了が令和13年。
初層あたりまで足場が組まれてました。
「あと8年後か・・・。もう居てないな」
「いや、俺もわからんで」
親子でそんな会話をしながらも、心中ではお互いに、
「まだ8年ぐらいでは死なんで」
と思っております。
さて、奈良博の展示でしたが、思ってた以上に中身の濃い充実した内容でした。
40年ぐらい前に浄瑠璃寺を訪れたことがあるのですが、お寺の庭園の美しさに感動したこと、その時に観た九体の阿弥陀像の迫力が思い出されて、父と一緒に昔話に浸りました。
お寺では、仏像の背後というのは観る機会がないのですが、陳列されている時というのは観ることができます。
今回、驚いたのが、阿弥陀像の光背とてもよく観ることができたということです。
光背もそんなに重くはないのか、2点で支えられているということが分かりました。
父が突然、東大寺へ行きたいというので、少し足をのばしました。
奈良が2年ぶりなら、東大寺はもうどれくらい来てないのか分かりません。
父は外観だけでいいと言うのですが、せっかくここまで来たんだからと、大仏殿に入りました。
やはり大仏は、言葉に表せないぐらいの重みと素晴らしさがありました。
「もしかして、自分は今日ここへ来るために生かされてきたのかもしれない」
とさえ思いました。
そして、「奈良に生まれてきて良かったなあ」と思いました。
入院中、病室から見えていた一の鳥居をまじかに、いろんなことを思い出しながら帰路につきました。
また来ます。


