疲れが出たのか?
朝からぐったりだった日
夫が出張から帰ると電話があり
『峠の釜飯』を買って帰ろうか?
と言うので、喜んでお願いしました
誰でもきっと食べ物に
色々思い出があると思うのですが
このブログを読んで下さる皆様にも
そんな思い出がある事でしよう
私は今年でもう16年前になりますが
過労で倒れてそこから
不安神経症を発症し
布団から出られない日々
怖くて一歩も家を出られない日々
そんな時間を送りながら
何とか前向きに歩き出した頃です
初めて軽井沢に旅行に行く時に
途中のインターの外のベンチで
峠の釜飯を食べました
その頃はそんな弁当がある事も知らず
夫に薦められて食べてみました
私には量がとても多かったのですが
いろーんな食材が入っていて
どれも程よい味付けで
お腹だけでなくて心が満たされる
そんなお弁当でした🍱
季節は忘れてしまったのですが
その日はお天気が穏やかな日で
外のベンチに座って
日々の暗黒の生活から抜け出し
ここまで来れた事に感動して
夫と何気ない会話をしながら食べました
締め付けられる寂しさと
やるせない日々の悔しさと
自分に対する悲しみと
そんな心の葛藤から抜け出せた
その安堵感に浸っていた事を思い出します
なので、今でも峠の釜飯を食べると
心が穏やかになり
満たされるのです
付け足しですが
もうひとつ
食べ物で鮮明に思い出す光景があります
私が小学生の頃は
土曜日はまだ午前中授業があったのですが
母が仕事の土曜日は、8歳離れた妹を
保育園に迎えに行ってました
夏の暑い頃
妹を自転車の後ろに乗せて
自転車を引いて帰りましたが
その途中に
かき氷屋さん🍧があって
雪の様にふわふわの氷に
黒蜜のかき氷🍧
そのお店はその味だけだった様な
妹を椅子に座らせて
一つのかき氷を二人で食べました
妹がニコニコして食べていたのを
今でもよく覚えています
土曜日私は友達と遊んで妹を
なかなか迎えに行かず
保育園の先生に叱られた事もありました
妹よ
姉を許せ
と今だに思いますが
その妹も今は私より逞しく
強い母となり婆ちゃんになりました
食べ物って
その食べた記憶の中に
寂しさと嬉しさと悲しみと楽しさと
色んな感情が一緒に
味になって居るのかも知れませんね